引きこもり新記録
以前のホームページの視線入力時代の記録によると、昨年10月29日に外出して以来、一日も欠かさず自室に引きこもっていたことになる。 「寒くて外出する気が起きないし、視線入力という楽しみを見出した今、何を好き好んで意志疎通ができない実空間に出て行かねばならんのだ」という心理が働いたのがその原因だ。この性格は昔から変わってない。例えば、スナック菓子の新商品に購買欲は一切湧かず、「ポテトチップスの薄塩味とかコンソメ味とか満足度の高い商品があるのにわざわざ冒険する必要がどこにあるのか」と思っていた。 昨日は2ヶ月に一度の通院日だった。と言っても、通常は俺の代わりに妻が病院に行って治療費を払ってくる。家族の誰かが行かないと訪問看護が打ち切られるからだ。ところが、子供たちは全員学校に行く日で、俺の見守りが妻だけという状況になった。妻は苦肉の策として講義の空き時間に長男に病院と大学を往復させる作戦をとった。たまたま長男が受講する午後の講義が休みになり作戦成功となった。ただし次回の通院日には別の作戦をとるべきだろう。 折りしも、胃瘻チューブの交換の時期だ。ここは大将自ら出陣して施術を受けるときだろう。そのときには引きこもり最長記録が更新されて、七ヶ月という新記録が刻まれるかもしれない。