孤独な総理
石破首相が一年生議員15名を招待した会食でお土産と称して一人あたり10万円相当の商品券を配り、それを渡された15人全員が後日返却したらしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b28641c9e5181fa0251f2500bff3d9aa1d3f61b
親分が子分に「これでうまいもんでも食え」と小遣いを渡すような感覚だったのだろう。俺としてはそういう任侠の世界の延長であるかつての政治の世界に浪漫を抱くのだが、現代の世相は「政治資金問題を国会で議論しようというときに全くけしからん。庶民の感覚とズレてる。どうせ裏金も餅代に使っていたんだろう」という調子で四面楚歌の様子だ。しかも、15名全員が返却したとか、親分の威厳の欠片も感じられない首相のメンツ丸潰れの最悪の結果ではないか。
総理大臣って孤独だなあと思う。側近が「今、それをやるのはまずいですよ」と諌めるべきではなかったのか。首相自らが商品券を購入して封筒に入れたわけではないだろう。その一連の過程で異を唱える者が一人もいない、それが日本の最高権力者を取りまく状況だと考えると「本当に大丈夫か?その程度の危機管理能力で国家の安全を任せられるのか」と心配になる。
予算を通したら首をすげ替えて参議院選挙を画策している旧派閥のボスたちがほくそ笑む顔が思い浮かぶなあ。
ネット社会になってからのマスコミにもゲンナリやね。
返信削除Hello, prof. Hirasaka! I enjoy reading your blog! 😀
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