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大相撲名古屋場所千秋楽

 大相撲名古屋場所千秋楽を観戦した。以下はその感想だ。 1)安青錦は相撲が上手い。宇良や翔猿のような意表を突いてアクロバティックな技を決める上手さではなく貴乃花のような正攻法での上手さが光る。同じく相撲が上手い霧島に上手を取られても外掛けで押し出して勝つほど、同じく相撲が上手い豊昇龍に圧倒的勝率を誇るほど、相撲が上手い。相撲一家で育ったわけでもなく、モンゴル相撲で鍛えられたわけでもなく、親方や兄弟子の手ほどきを受けていたわけでもない安青錦がどのようにしてあれほどの技量を獲得できたのか興味深い。低い姿勢を保つのは相撲の基本だが、上から頭を押さえられ前のめりに倒れる危険性と隣り合わせにある。安青錦が上から潰される場面は見たことがない。背筋力が強いからなのか姿勢とバランスが良いからなのか定かではないが、並の力士ではないことは疑いようもない。怪我明けで場所中にも負傷したのにも関わらず、千秋楽まで戦い抜き優勝したのは天晴れというほかない。 2)熱海富士は本割りで安青錦に勝利するも優勝決定の巴戦で安青錦に敗れ、悲願を逃す。しかし、今場所の12勝は大関昇進の基点となる。霧島も両横綱が不調の時期に優勝して横綱昇進したいだろうから来場所が正念場だ。 3)贔屓にしている豊昇龍と平戸海の勝ち星が積み上がらなかったのが残念この上ない。幕内下位や十両にはかつて三役だった力士たちがひしめいている。改めて入れ替わりの激しい世界だなと思う。平戸海にはなんとか踏みとどまってほしい。

NBAファイナルゲーム4

 昨日のNBAファイナルゲーム4はニックスが29点差を跳ね返す逆転勝利を挙げた。スパーズを応援していたので、試合終了後は茫然自失で戦評を書く気になれなかった。一日経った今その試合を振り返ると、「歴史的大逆転を生中継で視聴できてよかった」と思うようになった。言っても栓ないことだが、健康だった頃は平日の午前中にテレビ観戦とかありえないし、考えもしなかった。今回の観戦は俺がALSに罹患したから実現したとも言える。以下はスパーズのファン目線で見た感想だ。 1)開始早々。、ニックスのビッグマンでありウェンビーの天敵であるタウンズがファウルトラブルでベンチに下がる。これを機にウェンビーが得点を重ね、チームリーダーの活躍が呼び水となりガード陣のスリーが高確率で決まりまくる。水も漏らさぬ守備でニックスを抑え込み、点差を広げていく。俺は「ゲーム3での接戦をものにしたことでニックスの爆発力の上限が見えたのだろう。今回は余裕勝ちして、実力差を誇示しよう。緊張感のない後半戦を見るのも悪くない」とスパーズ優勝の皮算用をしていた。 2)後半に入ると雰囲気が一変した。あれほど決まっていたスパーズのシュートがことごとく入らなくなった。「勝負は決まった」と油断しているようにも見えた。フォックスの2回連続パスミスやウェンビーの2回連続スリーポイントシュートミスはその証左だ。一方のニックスはブランソンの巧みなゲームメイクでジリジリと点差を詰めていく。不穏な空気はスパーズ全体に伝染し、水も漏らさぬ守備が損切りできないでスリーを決められる守備に変容していた。 3)残り7秒の場面でのフォックスの判断ミスが批判されているが、あれはレイアップできる位置でバスケ選手の本能が作用したのかもしれないし、NBAファイナルという舞台が判断を狂わせたのかもしれない。若い選手が多いスパーズにおいてチームに落ち着きを与える役割のフォックスは欠かせない存在だ。ミスを帳消しにする機会は三試合残っているぞと伝えたい。 追伸)北中米ワールドカップが開幕した。午前11時から韓国とチェコの試合を観戦した。チェコがセットプレイで先制するも、それまで有利に進めてきた韓国が追いつくだろうと予想していた。俺の予想は半分当たった。ファンインボムの美しい同点ゴールが決まった。その10分後、オヒョンギュが勝ち越しゴールを決めた。韓国は欧州の中堅国...

NBAファイナルゲーム2を視聴した

 NBAファイナルゲーム2の生中継を視聴した。以下はその感想だ。 1)ニックスのエースであるブランソンは試合全体で見るとシュートミスが多い。しかし、勝負処での決定力は特筆すべきものがある。今日も最終盤で守備のリーチを越える高いアーチのシュートを決め、ニックスを勝利に導いた。彼にマッチアップするスパーズのキャッスルとハーバーは守備力が高く、ブランソンの自由を奪うと予想していたが、今日に限って言えば、格の違いを見せつけていた。その二人と比べると、ブランソンの試合の流れを読んだゲームメイクが光った。 2)スパーズは西地区決勝の激闘で燃え尽きてしまったという印象だ。サンダーとの戦いで見せた集中力を発揮していたらファイナルでも大差で連勝していたと思う。今日の試合でも守備が後追いになる場面が多く、ニックスのシューターに自由を与えていた。最後のウェンビーのシュートミスは仕方ない。今回のようにチームの勝敗を託される選手はウェンビーで、見ている人も納得したと想像する。そのような経験を積むことでスーパースターから真のスーパースターへの階段を上っていくのだろう。 3)スパーズの若さゆえの爆発力をニックスの柔らかな老練の技術で受け流しているという印象だった。タウンズの守備を欺く身のこなしと意表を突くシュートを見ているとバスケの奥深さを感じる。ゲーム3とゲーム4はニックスのホームコートであるマジソンスクエアガーデンで開催される。普通に考えたらニックスの四連勝でファイナルが終わってしまいそうだ。しかし、スパーズが一勝でも上げればシリーズの流れが大きく変わる可能性は高いと予想する。次戦も目が離せない。 追伸)昨日の午後、物理療法士のJSYさんが来られた。一昨日のKSHさんは個人病院の所属で、JSYさんは保健所に所属している。俺の右の手の指は5本とも関節が曲がってグーの状態で固まっている。昨日の施術は指を伸ばすのに時間が費やされた。アイコンタクトと思いJSYさんの顔を見ていたら妻が「若い女性を見つめるのはよくない」と突っ込みを入れ、それ以降の目のやり場に困り、目を閉じることにした。するとマッサージの心地良さと相まって眠気に包まれた。

週末の過ごし方

 今週末はスポーツビッグイベントが目白押しだった。時系列順に振り返る。 1)マカオで開催されたUFCで朝倉海がKO勝ちでUFC初勝利を飾った。過去2戦は惨敗で「寝技の基本ができてない」とか散々の言われ様だった。今回の下馬評も相手有利で朝倉海にとっては負けたらUFCから解雇という崖っぷちの状態だった。バンタム級に戻したの良いが、パワーで圧倒される懸念があった。試合が始まると、かつて堀口恭二にKO勝ちした時のような積極的で溌剌とした軽快さが見られた。今回のKO勝ちはUFC主催者に大きなインパクトを与えたと思われる。次戦の相手は撃ち合いを避けて組み技で勝負して来るだろうから練習の真価が問われる。 2)アーセナルファンだが、PSG (パリサンジェルマン)とのチャンピオンズリーグ決勝を視聴することが躊躇われた。25時開始でPK戦まで想定したら28時まで眠れない、視聴のためには二千円ほどの出費が必要、アーセナルが優勝した場合、興奮して眠れないかもしれない、そうすると、NBAの試合に集中できない、そして何より、戦力で上回るPSGに引き分け上等のアーセナルを見たくない、からだ。しかし、早寝早起きを推奨している三男が今夜友達の家に泊まり、次男が決勝を見ると言ったことが重なって、気が進まないながらも「アーセナルの優勝を見逃すわけにはいかない」という心理が勝り、次男と一緒に観戦することにした。試合が始まると、次男はスナック菓子を食べて炭酸飲料を飲み始めた。その姿を心の底から羨ましいと思った。アーセナルが先制し、PSGが攻めアーセナルが守る展開が長く続いた。そして同点に追いつかれる。無理攻めをして失点するより守りを固めてPK戦に持ち込む方が得策、そんな声が聞こえて来そうなアーセナルの戦い方だった。PK戦で敗れ、悲願達成とはならなかったが、致し方ないと思う。今シーズンのアーセナルは機能的で良いチームではあったが、他国の強豪を圧倒するすごいチームではなかった。 3)試合開始の午前9時までよく眠れた。それから3時間、NBA西地区決勝ゲーム7を視聴する至福の時間を堪能した。ウェンビーが先制点をバンクショットで決めた。バンクショットが得意だったスパーズのレジェンド選手であるダンカンとウェンビーが重なった。対するサンダーのエースであるSGAは絶好調で、要所で得点を積み上げる。サンダーのもう一人...

今週のスポーツイベント

 今週のスポーツイベントを総括してみた。 1)イングランドプレミアムリーグでアーセナルが優勝した。2位のマンチェスターシティがボーンマスに引き分けたために最終節を待たずに優勝が決まった。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/04/blog-post_12.html 上記の投稿で心配していたことは起こらず、すんなり優勝が決まった。やっぱり、サカがいると別のチームになるな。その気になれば二人くらい抜き去ってしまう突破力があるのにサカは敢えてバックパスを選択して機を伺う。そのゲームを通してのフェイントが決定的チャンスを生むのだ。このまま調子を維持してチャンピオンズリーグ決勝でもうひとつの悲願を達成してほしい。 2)NBAプレイオフの東西の地区決勝が始まった。西はサンダーとスパーズの事実上の優勝決定戦、ゲーム1はエースであるウェンビーが大爆発してスパーズが二回にも及ぶ延長の接戦を制した。サンダーは余力を残しているようなのに、この接戦だ。強豪との対戦を通して成長していくスパーズの若手中心選手たちと完成された王者の風格が漂うサンダーの戦いはNBAとは何かを教えてくれる。東は7連勝で勝ち上がったニックスと強豪のピストンズに競り勝ったキャブスとの対戦だ。ゲーム1を観戦したが、両チームの特徴が現れた好ゲームだった。第4クォーターでキャブスがニックの攻撃を読み切って、ニックスはキャブスの誇るミッチェル、ハーデン、ウェイドの外郭攻撃に為す術がなく、22点差がついた。キャブスの圧勝に終わると思っていたが、ニックスのエースであるブランソンが個人技で連続得点を重ね続け、ついに同点に追いつき、延長戦でニックスが勝利した。ブランソンをマークしていたのは守備が得意とは言えないハーデンだった。何の策も打てずに22点差から追いつかれたキャブスのヘッドコーチは非難されて然るべきだと思う。 3)大相撲五月場所は二横綱一大関が休場し、前売券を購入した人にとっては「金、返せ」と叫びたくなるような体たらくだ。俺もパソコンをやめてわざわざテレビ観戦する気になれない。いくら見どころが多いとは言っても主役の三人がいないと白けるものだ。大関の琴櫻は早々と負け越し決定だし、平戸海は負け越し寸前だし、玉鷲は十両陥落しそうだし、朝乃山休場だし、なんか暗いニュースばっかりだ。

NBAプレイオフ1回戦を終えて

 NBAのプレイオフが熱い。米国の西側で行われる試合は日本時間の朝に生中継されるのでよく視聴している。やはり、敗退したらシーズン終了のプレイオフは気合いの入り加減がレギュラーシーズンとは段違いだ。守備の強度が上がっているし、その守備を上回る攻撃に感動を覚える。ルーズボールに対する執着も上がっていて、コート外に飛び出たボールを空中でキャッチして仲間に渡すなどのハッスルプレイが随所に見られる。 残念な点は負傷で欠場している主力の選手が相次いでいることだ。レイカーズのエースであるドンチッチはプレイオフでは出場時間ゼロだし、ロケッツのエースであるデュラントも同じだ。一回戦はレイカーズとロケッツの対戦だったが、両チームのエースが不在だった。ティンバーウルブズのエースであるエドワーズは1回戦のゲーム2で膝を痛め、1回戦は出場しなかった。スパーズのエースであるウェンバンヤマは1回戦のゲーム2で脳震盪で次戦を欠場した。セルティクスのエースであるテイタムは1回戦のゲーム7で欠場し、その影響でチームも敗退した。 今までに印象に残っていることをまとめてみた。 1)サンダーはプレイオフで唯一の無敗チームで、今日のレイカーズとの2回戦のゲーム1でも勝った。守備が強いチームは安定している。普通にやれば連覇する勢いだ。 2)レイカーズの八村は成長している。1回戦では与えられた役割をこなし、毎試合二桁得点の活躍だった。プレイオフの舞台でのこのスタッツは素晴らしいと思う。 3)エドワーズの欠場でナゲッツが楽々と2回戦進出すると予想していたが、そうはならなかった。ゴベアがナゲッツのエースであるヨキッチを抑えていた。ランドルが攻撃のアクセントになっていた。マクダニエルズはマレーの天敵だった。 4)1回戦のスパーズ対サンズのゲーム5でのホームの観客の声援を受けたスパーズの序盤からのラッシュが凄かった。サンダーの対抗馬はここしかないと思っていたら、2回戦のゲーム1を落とした。 5)ピストンズは8位のマジックにゲーム7まで持ち込まれた。カニングハムがエースであることはわかったが、未だにピストンズが強いのか弱いのか判別できない。 6)ハーデンはキャブスにいると再認識した。全盛期のような支配力はないもののミッチェルに得点源となっていた。 7)シクサーズは普通に強い。エンビードはインサイドでの存在感抜群だ。...

NBAプレイオフの展望

 NBAプレイオフについての展望を述べる。ただしレギュラーシーズンに視聴した試合とチームに偏りがあるので、公平性や客観性や信憑性が全くない極私的展望である。 1)優勝候補の筆頭は今シーズンの最高勝率を叩き出したオクラホマシティサンダーだ。エースであるSGAの得点力は去年のプレイオフで証明済みで、負傷などの不測の事態がなければ普通に二連覇達成しそうだ。チームとして組織的守備が確立されているのも強味で、積極的にスリーポイントシュートを狙うスタイルは強かった時期のウォリアーズを彷彿させる。唯一の欠点は前半で大差がついて、後半の観戦意欲が減退することだ。攻守に高いレベルを備えたカルーソのような名脇役がいるし、ウィリアムズのようなイケイケ野郎もいるのが心強い。 2)その対抗馬はサンアントニオスパーズだ。エースであるウェンビーにはデビュー当時の「線が細くリーダーシップに欠ける」という印象を脱し、今シーズンは守備ではブロックショット、攻撃ではアリウープで制空権を握り、チームメイトを鼓舞し、アシストパスを供給する、実に魅力的な選手に変貌していた。怪我で欠場することが多いのが玉に傷で、そういう試合を2試合観戦した。そこで活躍していたのがキャッスルだった。最初は「髪型が独特だ」と外見に注目していたが、シュートの上手さやドリブル時の間合いなどの実力に目が向くようになった。ハーパーやジョンソンなどの脇を固める選手も充実していて、ウェンビー抜きでも結構強いことがわかった。 3)レイカーズ、ナゲッツ、ロケッツ、ウルブズは団子状態で、それぞれ、ドンチッチ、ヨキッチ、デュラント、エドワーズのエースがいるのだが、チームの総合力は上記の2チームには及ばないと見る。西地区決勝では上記の2チームが雌雄を決すると予想するし、両エースが万全の状態で臨んでほしいと思う。 4)東地区はデトロイトピストンズが最高勝率で、ボストンセルティックスがそれに続く。ピストンズの試合は見ていないし、「なぜ急に強くなったのか」もわからずじまいだ。セルティックスのエースであるテイタムはアキレス腱断裂でチームを長期離脱していた。それでこの成績なのだから恐れ入る。テイタムが復帰した今、東地区を制するのはテイタムと新エースのブラウンを擁するセルティックスと予想する。

スポーツ三昧

 先週末の出来事をまとめてみた。 1)なでしこジャパン がオーストラリアで開催されたアジアカップの決勝にて同代表を破り優勝した。しかし、NHKの21時代のニュースでも取り上げられなかったし、ネットニュースでも扱いが小さかった。女子サッカーファンの俺としては寂しい限りだ。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2025/02/blog-post_27.html でも触れたように、新監督のニールセン氏の手腕を高く評価していた。その後、メディアの後押しがあったのにも関わらず、国内の親善試合で格下のコロンビアに引き分け、ブラジル遠征でコテンパンに負けて、欧州遠征でもスペインに為す術もない負け方をして、国内組だけで臨んだ中国と韓国との試合でも勝ち切れず、「この監督で大丈夫か?解任されてもおかしくない内容と成績だぞ」と思っていたが、今回の優勝でニールセン氏の首が繋がることになった。 2)大相撲春場所は霧島の優勝で幕を閉じた。霧島の大関復帰も確実視されている。俺は豊昇龍を応援していて、その敵役の霧島を推すことはなかったが、今場所に限っては「大関に復帰して、豊昇龍とのライバル関係も復活するといいな」と思っていた。今場所の豊昇龍は霧島に負けたのはしょうがないとしても、琴櫻に負けて千秋楽を退屈なものにしたのは横綱としていかがなものかと思った。平戸海は藤の川に負けての負け越し。実力者揃いの幕内上位に踏みとどまってことを良しとするべきなのかもしれない。来場所以降も踏ん張りどころだ。 3)昨晩はイングランドプレミアリーグのニューキャッスル対サンダーランドの試合を生観戦した。知っている選手は一人もいなかったが、「ボール保持者への寄せの速さ、フィジカルモンスター同士の球際の攻防、原則的に前へ前へと攻める姿勢、終盤になっても衰えないスタミナ、鋭いクロスと強烈なシュート、勝とうとする飽くなき闘争心」というリーグの魅力を体現するような好試合だったので最後まで見てしまった。

WBC準々決勝

 WBCの準々決勝の日本対ベネズエラ戦を観戦した。韓国では自国以外の試合は放送されないと思い込んでいたが、KBSで生中継してくれることがわかった。ただし、オンライン礼拝時間である11時から12時までは観戦していない。 一回表、先発の山本が先頭打者ホームランを喰らう。打ったアクーニャジュニアは本塁上でゴリラのように自身の両胸を叩き歓喜を表現する。それは日本への威嚇でもあった。MLB最高の舞台であるワールドシリーズで快投してMVPを獲得した山本が打たれた。日本の最高の投手として先発に起用された山本が打たれたということは他の投手も打たれる、もしくは連打を浴びて火ダルマになるということ、俺はそんな試合展開を想像して激しく動揺していた。 一回裏、大谷が先頭打者ホームランを放つ。俺は涙を流しながら、「日曜日の午前で、日本中の人々が打ってほしいと願う場面で、最高の結果を出すなんて!!こんな完璧なヒーローが実在するとは!!」と感動していた。 三回表まで観戦してオンライン礼拝に切り替える。山本だから二失点で済んでいるが、打たれる気しかしないという印象。日本の打者は空振りばかりで打てる気がしないという印象。六回表から観戦を再開する。意外や意外、5対4で日本が勝っている。何が起こったのか確認できないでいると、伊藤がスリーランを浴びて逆転される。その後は送球ミスでダメ押しされ、流れを掴めず、次々と替わる相手投手陣の前に手も足も出ずに凡退を繰り返し試合終了した。 野球は調子の波が激しい競技だから、べネズエラが実像以上に大きく見える日もあるかと思うが、10試合で五分以上の星を確実に残せる相手ではないことも確かだ。そこから導かれる結論は「弱いから負けた」で、過去にサッカー日本代表の試合で味わってきた感情が蘇ってきた。しかし、俺は大谷のホームランをリアルタイムで見ることができて満足している。

大相撲大阪場所二日目

 大相撲大阪場所二日目の中継を視聴した。以下はその感想だ。 1)また有望な若手が現れた。新入幕の藤凌駕のことだ。熊本出身の佐田の海を応援していたが、藤凌駕は速攻相撲であっさり寄り切った。出世が早くてまだ髷が結えないそうだ。十両に陥落した佐田の海の取り組みをテレビで見たいので早く幕内に復帰してほしい。 2)幕内上位の常連だった翔猿が前頭十三枚目だということに驚いた。カモにしていた千代翔馬に負けたのを見ると時代の流れを感じた。 3)寝屋川出身の豪の山は電車道で圧勝した。突き押し相撲が上位に通じず迷った時期を経ての今がある。突き押しを極めてまた上位に挑んでほしい。 4)平戸海は初日に王鵬、二日目に大栄翔を破り二連勝。今場所は三役を期待できそう。 5)義乃富士は安青錦を攻め続けて攻略。怪我なく育てば大関になる器だと見ている。 6)豊昇龍は押し込まれていたが、かろうじて白星を拾ったという感じ。 7)熱海富士と大の里の現役最重量1位2位対決は迫力満点だった。熱海富士は強くなっている。大の里は本調子ではないようだ。 追伸)今日の午後、牧師先生一行が来られて、家族礼拝が取り行われた。ありがたいことである。

野球の日韓戦

 NetflixがWBCの独占放映権獲得というニュースを見て、加入しているから視聴できると安心していたが、一昨日の日本対台湾の試合をNetflix上で検索すると「視聴できません」の文字列が表示された。これは地域コードということで、権利の問題は地域ごとに事情が異なるので日本と韓国では視聴できる映像は異なるのだ。従ってVPNで日本のネットに接続して日本のNetflixに加入してWBCの日本戦を視聴する以外の方法はない。その唯一の例外が昨日の日韓戦だ。なぜならば、韓国の試合は韓国のテレビで放送されるからだ。こんな時は次男に頼むのが早い。俺は「野球の日韓戦がテレビで視聴できるか調べて」というメッセージを外出中の次男に送った。 しかし、試合開始時間の19時過ぎても、それから一時間経っても、返事が来ない。「ネット速報で試合経過は見れるし、このまま待機しているのも悪くない」と諦観していると、四回裏に妻からお呼びがかかった。次男に送ったメッセージに既読表示が付いていたので次男から妻に連絡があったのだろう。兎にも角にも、韓国の地上波でWBCの日韓戦を観戦できることになった。 印象に残ったことは投手の心理だ。両チームの投手陣は国内リーグでは無双の活躍をしていたから代表に選ばれたはずだ。そんな百戦錬磨の投手たちでも、一点もやれないとか、カウントが悪くなるとかの不利な状況になると、突然制球が乱れたりする。五回表の同点ホームランと七回裏の逆転打と八回表の危機にそういう場面が現れた。特に七回裏、牧が四球を選び、周東が代走、牧原が三振する間に周東が二盗を決め、代打の佐藤が一塁ゴロの間に周東が三塁に進み、この時点で二死だが、当たっている大谷を敬遠、近藤で勝負すればいいのに四球、鈴木にも押し出しの四球、吉田にセンター前二点タイムリーを打たれるという投手の自滅としか思えない状況でも、打者からの威圧感や同点の緊張感と圧迫感が投手を萎縮させることが見て取れた。 さておき、今後日本の試合を観戦するためには韓国の上位ラウンドへの進出が不可欠となる。MLBで活躍する菊池を打ち込み、前回優勝の日本と接戦になったことで気勢も上がっているだろう。日韓を応援しながら今後の戦況を見守りたい。 追伸)鹿島が4連勝で首位。5月2日に井上対中谷のタイトルマッチが決定。平戸海は初日白星。秋元はKO勝ち。藤井対永瀬の王将戦...

大相撲とサッカーU-23

 先週のスポーツイベントに関する雑感を述べる。 1)大相撲初場所千秋楽をテレビ観戦した。贔屓力士の平戸海は若自身のロールモデルである若隆景に負けて9勝6敗で今場所を終える。現在の幕内上位は若手の台頭で実力者揃いなので、勝ち越すだけでも大変なのだ。来場所は番付が上がるのでより厳しい戦いが予想される。義乃富士は横綱を破っての8勝7敗で来場所の三役昇進が期待される。安青錦は優勝決定戦で熱海富士を破り二場所連続で優勝。あの低い姿勢を保つ取り口は強靱な背筋とバランス感覚が必要なはずだ。しかも「どこで身につけたんだ!」と驚くほど相撲が上手いし、理に適っている。大の里に弱く、豊昇龍に強く、豊昇龍は大の里に強い、という三すくみがどのように変化するかも興味深い。伯乃富士、怪我で休場した尊富士、熱海富士が所属する伊勢ケ浜部屋の勢いは若貴時代の藤島部屋を彷彿させる。 2)サッカーのU-23のアジア選手権がサウジアラビアで開催されて、日本が優勝した。準決勝の日本対韓国の試合だけは生中継を観戦することができた。日本は五輪を見据えて21歳未満の選手たちで構成されているが、欧州で活躍している選手は召集されてない。韓国は今年日本で開催されるアジア大会で優勝すれば兵役免除されるのでベストメンバーで挑んできている。気になったのは両チームとも飛び抜けた選手が一人もいないことだ。昔は何人かのスター選手がいて、彼らの成長を見守ることが見所の一つだった。サッカーの試合は相対的なものだから、昔だったら注目選手だったが、全体の水準が上がったが故に平凡に見える可能性は否定できない。確かにトラップ一つとっても昔より格段に上手くなっているし、球際やヘディングも強くなっている。しかし、昔ならどのカテゴリーでもアドレナリンが出まくった日韓戦なのに、今回は試合自体も淡白で山場もなく、何より「どんなことをしても絶対に勝つ。日本に負けたら一生の恥」という闘志を韓国の選手から感じることはなかった。

OZM、J2、KJY

 大相撲九州場所千秋楽について。大の里が怪我で休場した。このことで豊昇龍の優勝の可能性は格段に高まった。2敗で並ぶ安青錦が本割の琴櫻戦で負けたら豊昇龍の優勝、勝っても優勝決定戦で豊昇龍が安青錦を下せば豊昇龍の優勝だ。現在3連敗中の相手だが、さすがに横綱が同じ相手に4連敗することはないだろうと思っていたが、そのまさかが起きてしまった。安青錦も贔屓力士の一人なので、彼の初優勝と大関昇進を喜ぶ気持ちはある。しかし、千載一遇の機会を逃してしまい、格下の力士に4連敗という屈辱を想像すると、「豊昇龍は今後優勝できないのでは?若手に追い抜かれる悲哀はスポーツ界でも一般社会でも共通している」という暗澹たる気持ちになる。それでも、戦い続けるのが力士の宿命、来場所の巻き返しに期待したい。 長崎県出身の平戸海の今場所の成績は4勝11敗と振るわなかったが、真っ向勝負を貫いて、若隆景のような相撲の匠さを身につけて、玉鷲や佐田の海のように息の長い力士として活躍してほしい。 J2のJ1への自動昇格争いがとんでもないことになっている。安泰と思われた水戸と長崎が最終節の結果によってプレイオフに回る可能性が出てきた。長崎はアウェイで徳島と対戦する。長崎は引き分け以上で昇格確定、水戸は勝てば自力で昇格確定となる。 物理療法士のKJYさんが来てくれた。パソコンに繋がれたままマッサージを受けたので、短い会話を交わすことができた。今回が最後ではなく、今月中にもう一回来てくれるらしい。12月からはソウルに行って暮らすとのことだ。個人情報なのでその理由を明かすことはできないが、とりあえずは「おめでとうございます」と機械音声で伝えた。   

大相撲九州場所13日目

 昨日、NHKの大相撲九州場所13日目の中継を視聴した。以下はその感想だ。 1)ちょっと前まで関脇が指定席だった大栄翔や若元春が前頭から抜け出せなくなっている。前頭下位には御嶽海や正代の大関経験者がいて、十両にいる朝乃山も大関経験者だし、同じく十両の尊富士は幕内優勝経験者だし、幕内上位にいる高安と霧島も大関経験者だし、入れ替わりが激しい世界だということを実感した。 2)そんな競争社会で変わらぬ実力と番付を維持しているのが41歳になったばかりの玉鷲だ。しかも休場は皆無の鉄人だ。一昨日も突き押しに定評がある隆の勝を押し出した。 3)恵まれた体格と馬力で楽に勝ててしまう大の里とは対照的に、豊昇龍は心技体の充実が取組ごとに求められる。変化を恐れて立ち合いで遅れたらどうしよう?回しを掴んでも安心できない。土俵際で逆転されることも多い。横綱とは思えないほど、取組前からハラハラドキドキの連続なのだ。そんなことを繰り返しているうちにいつの間にか豊昇龍の相撲に魅了されている俺がいた。昨日の琴櫻戦も力のこもった名勝負で、横綱の優勝への執念を見た気がした。 4)結びの一番は大の里と安青錦の2敗同士の取組。大の里が寄り切ったように見えたが、スロー映像を見ると明らかに大の里の手が先に付いていた。解説の舞の海さんは「物言いをかけるべき」と言っていたが、本当にその通りだと思う。 5)勝ち越しまであと一勝の琴櫻と大関昇進のための三場所で33勝の条件を来場所で達成するために一勝でも上積みがほしい安青錦と2敗で並ぶ両横綱の総当り戦に目が離せない。今日は大の里対琴櫻と豊昇龍対安青錦だ。

芸能スポーツ生活アラカルト

先週末から今日まで起こった出来事を書き出してみる。 先週の土曜日に鹿島アントラーズ対横浜FCの試合があって、鹿島が2対1で勝利した。残りのの2試合で連勝すれば、鹿島の9年ぶりの優勝が決まる。中継を見たかったなあ。VPNとDZONに加入すれば視聴できると生成AIが教えてくれた。 J2ではJ1への昇格争いが佳境を迎えている。現在の順位で順当に行くと、水戸と長崎が昇格する。地元の長崎は新スタジアムが弾みになったようだ。水戸は初昇格の重圧を跳ね返すことができるのか? 大相撲九州場所の初日の中継を視聴した。長崎県出身の平戸海は隆の勝に立ち合いでやや押されたが、そこから押し返して寄り切るという見事な相撲で白星を挙げた。「将来、強くなりそう」という期待を抱かせる相撲心を揺さぶる。 NHKのスポーツニュースでBリーグが報道されていた。現時点で首位に立つのはヴェルカ長崎らしい。地元にそんな強いチームがあることもBリーグが人気を博していることも知らなかった。 Netflix 配信のドラマ「ザロイヤルファミリー」が面白い。競馬の馬主を演じる佐藤浩市とその秘書を演じる妻夫木聡の掛け合いを見るだけで楽しい。二人の演技は際立っているし、円熟味を感じる。 愛知県常滑町にオープンした「うお一番」という魚屋が気になる。料亭や回ってない寿司屋に卸される新鮮な高級魚を適正価格で売る店らしい。健康であれば今すぐ行きたいくらいだ。 今日は訪問看護のSUJさんが来てくれて、カニューレを交換してもらった。2週ごとに訪問看護サービスを受けているが、妻も俺も心の拠り所としている頼もしい存在だ。 Netflix 配信のドラマ「Miss King」が面白いとは言えない微妙な出来だ。母を捨てた父に復讐するために将棋の棋士を目指す話だが、原作が悪いせいで将棋ファンにも一般層にもアピールできてないと思う。主演ののが目当てなのと将棋界の発展のために最後まで視聴することになりそうだ。

視聴できないスポーツイベント

先週末はワールドシリーズ、日本シリーズ、ルヴァンカップ決勝、王座戦第五局、ブリーダーズカップ、Rizin 神戸大会、NBA、などのスポーツイベントがあった。順番にそれらの感想を述べる。 三勝三敗で最終戦を迎えた両チーム、この試合の勝敗によって天国と地獄が分かれるスポーツの魅力と残酷さが詰まった真剣勝負、日本人選手三人を擁するドジャースを応援していたが、テレビ視聴するためには二千円払う必要がある。日曜日の午前9時からの中継で、11時からはオンライン礼拝が始まる。「負け試合を視聴するのは嫌だなあ。山本は前日投げたばかりだし、先発投手がブルージェイズの強力打線に打ち込まれてボロ負けしそうだし、途中でチャンネル変えなきゃいけないしなあ」と思って、視聴しなかった。試合結果をニュースで見てビックリ、大谷が先発して三点取られて、奇跡的に追いつき、九回から登坂した山本がゼロに抑え勝利投手になるという、漫画でも出てこない白熱した試合だった。ドジャースが勝って嬉しいけど俺自身は賭けに負けた気分だった。ロバーツ監督はレギュラーシーズンでは投手崩壊で連敗が続き無策ぶりが批判されたが、プレイオフシリーズでは勝負処での的確な采配が光り、チームをワールドシリーズ連覇という偉業に導く名将となった。 柳田、近藤、周東が怪我で戦列を離れるも、若手が育ち年俸総額に見合った成績に帳尻を合わせてきたホークス、藤川新監督の指導の下セ・リーグで独走優勝を飾ったタイガース、両チームの戦いはホークスが制した。残念ながら、この日本シリーズも視聴できなかった。 ルヴァンカップ決勝も視聴できなかった。ニュースで得点シーンだけ見たが、あれだけ勢いのあるロングスローは初めてだし、衝撃だった。コーナーキックより精度が高いし、脅威を与えているように見えた。長身選手が多い北欧の代表チームがワールドカップでロングスローを多用したら、ルール変更になるくらいのインパクトを残しそうだ。 将棋の王座戦五番勝負の第五局、藤井と伊藤の同学年対決を制したのは伊藤、藤井は王座陥落で六冠となり、伊藤は二冠となった。藤井が八冠独占していた頃は「藤井が勝つのが当たり前」という感じで、他の棋士の存在感が薄かったが、今回の結果は藤井の偉業を浮き上がらせると共にライバルの登場を世間に知らしめるという意味で将棋界にとっての朗報だと思う。 世界が注目する競馬の舞台...

ドカベンの名場面

 前日のブログで漫画「ドカベン」について言及した。それは明訓高校野球部の物語で、同学年の山田、岩鬼、殿馬、里中の活躍が描かれている。ちなみにその題名は主人公の山田がドでかい日の丸弁当を持参することにに由来している。今回は多少マニアックになるが、俺の心に残った名場面を列挙していく。尚、俺の記憶力のみが頼りなので、名前などのの間違いがあるかもしれない。 1)白新学院の不知火は隻眼の弱点を突く配球を逆手に取って本塁打を放つ。塁間を回る際にサングラスをかけた観客が歓声を送る。不知火は「やったぞ。父さん」とその歓声に応える。そこで不知火が父から眼球を譲り受けたことが明かされる。超スローボールで山田をスランプのどん底に落とした投手の不知火が見せた唯一の感情を爆発させた場面として印象的だった。 2)夏の甲子園の決勝の九回裏ランナー三塁の場面で三塁のはるか後方にファウルフライが上がる。周囲の「取るな」の声が聞こえないのか岩鬼は観客席間際のボールをキャッチしてしまう。すると三塁ランナーはタッチアップで本塁に向かって走り出す。明訓高校の初優勝か同点かが分かれる場面で、岩鬼の送球は山田のミットに収まり、ランナーの目の前に白球が立ちはだかるという劇的な結末だった。作者の水島新司は野球のルールブックの見落としがちな部分を題材に話を作ることが多い。俺もこの話を読む前は「ファウルフライでタッチアップできる」ということを知らなかった。 3)記憶喪失になった山田が満塁の場面で打席に立ち、本塁打を放つという正にマンガオブマンガの展開に痺れまくった。その後の敬遠の指示を無視して背負い投げ投法で山田との最後の勝負に挑んだ影丸に感動した。ライバルが魅力的に描かれているのがドカベンの特徴だ。 4)投手の里中が肩と肘の故障で地区予選に出場できないとき、岩鬼、殿馬、山田が投手を命じられて、殿馬は意表を突く牽制球で、山田は捕手の構えからの豪速球で抑えていたのがよかった。低学年の頃に見たアニメでは「岩鬼は口ばっかりでちっともチームの役に立ってない」と否定的な見方をしていたが、高学年になって漫画を読み出すと「ハチャメチャな岩鬼がいるからこそ面白い」と全肯定するようになった。 5)かつて明訓高校を優勝に導いた徳川監督がスター選手不在の信濃高校を率いて甲子園で激突した戦いも印象深い。無死満塁のピンチで山田が「やっぱ...

甲子園の雑感

 高校野球を視聴した。NHKプレミアムでは甲子園大会の準決勝から放送される。そして我が家では7時半頃からテレビがつけっぱなしになる。いつもは朝イチや前日の夜番組の再放送があるので退屈しないで過ごせるのだが、今日は意図せず大して興味があるわけでもない高校野球を見る羽目になった。 断っておくが、俺は野球が嫌いなわけではなく、むしろ好きなスポーツの一つである。しかし、サッカーを観戦するようになって、プロ野球のイニングごとにCMが入ったり、あんまり動きがないこと、試合時間が読めない、などの欠点に気付き次第に野球観戦をしなくなっていった。俺の少年時代は野球全盛で、「ドカベン」の野球編は全巻揃えて繰り返し読んでいたし、町内会対抗のソフトボール大会にも出場していた。長崎は民放が2局しかなかったので、「俺たちひょうきん族」がプロ野球中継のために視聴できないということがしばしば起こった。そんなときはプロ野球に対して恨みが募ったが、プロ野球のどのチームが首位で誰が活躍しているかには関心を持っていた。 久しぶりに、というか、春の甲子園大会でも同じ状況で観戦したのだが、スポンサー企業の影が見えない、実に奥ゆかしい大会だなという印象を受けた。あんなに人気があって全国放送で中継されてニュースでも流れるのだから、10億円くらい投じる企業はいくらでもありそうだし、そうすれば選手の旅費や宿泊費を支援できるだけでなく、野球の振興にもお金が使えるのにもったいないなと思った。敢えてそういう商業価値を封印することでアマチュア競技の純粋性が守られているし、だからこそ人気が維持されているのかもしれないが、朝日新聞などの協賛企業はゼロではないので、もっと上手い方法があるはずだ。 準決勝は二試合とも接戦の好試合で、フライが上がった時にドキドキするほど緊迫していた。やはり、一度でも負けたら終わりというのはプロ野球にはない魅力だと思う。それから、延長タイブレイク制度はエキサイティングではあるが、投手にとっては過酷な制度だと思う。

NBAファイナルゲーム7

 NBAファイナルゲーム7の生中継を視聴した。ちなみにNBAとはNational Basketball Association の略語で、そのファイナルとはレギュラーシーズンの成績で選抜された16チームが争う1ヶ月半に渡るトーナメントの決勝戦のことで、4戦先勝が優勝の条件なので、このゲームの勝敗で優勝が決まる大一番である。 下馬評は圧倒的な勝率でレギュラーシーズンを終えたオクラホマシティサンダーの圧勝で、対戦相手のインディアナペイサーズはエースのハリバートンの勝負所での活躍でゲーム7まで漕ぎ着けるも右足に負傷を抱えていることと会場がサンダーのホームということからペイサーズの不利が囁かれている。 試合は第1クォーターから厳しい守備合戦で、ハリバートンの3本のスリーポイントシュートでサンダーの守備に脅威を与えた。サンダーのエースのシェイギルガスアレクサンダー( SGA と呼ばれている) はレギュラーシーズンのMVPらしい活躍で名勝負を予感させる展開だった。 第2クォーターが始まってすぐの出来事だった。ハリバートンにボールが渡る瞬間に脚を組み換えようとした。その着地の衝撃に右足が耐えきれず前のめりに倒れこんだ。その直後にハリバートンが手のひらで床を叩き事態の深刻さを伺わせた。彼は両脇を支えられて退場してコートに戻ってくることはなかった。 長距離砲を失ったペイサーズが瓦解するのは時間の問題と思われた。しかし、突き放そうとするサンダーのスリーポイントシュートはことごとく外れ、逆にペイサーズのそれは高確率で入った。スコアは拮抗していて「このまま終盤まで接戦が続いたらゲーム1の再現もあるかも」というホームアリーナを埋め尽くすサンダーのファンに不穏な空気が漂った。頼みのSGAのシュートも入らない。一方のペイサーズはハリバートンの代役で入ったマコーネルの奮闘とシアカムのマルチな活躍とターナーのスリーポイントシュートで前半を一点リードで終える。 第3クォーター中盤まで接戦が続いた。拮抗を破ったのはサンダーのジェイレンウィリアムスのラインから遠く離れたスリーポイントシュートだった。空気を読まない彼の積極性はチームに忘れていた推進力をもたらした。得意の「相手のボール保持者をサイドに追い込んで苦しまぎれに出した縦パスをスティールする」というチーム戦術が決まり始め、SGAのプレイもキレ...

新幹線が爆破?

 Netflix 配信の映画「新幹線大爆破」を視聴した。以下でネタバレ有りの感想を述べる。 青森発東京行きの新幹線の車輪側に爆弾が仕掛けられ、時速100km以下になったら爆発するというハリウッド映画の名作「スピード」を彷彿させる設定だった。「スピード」ではバスを飛行場に誘導して並走する車両に乗客を移動させたが、新幹線でもそれが可能なのかと思いながら見ていた。 田園風景を駆け抜ける新幹線は実に絵になる。沿線各地を紹介する紀行映画としての需要に応える映像美だった。 飽きさせない演出と脚本で、上映時間の2時間20分が短く感じた。 乗客の救出方法について推理を巡らせていたが、本作で示された方法は正直想定外で意外性があった。 追伸)長嶋茂雄が引退したのは1974年。あと5年早く生まれていたら、希代のスーパースターに対する思いも深まっただろうにと思う。 追追伸)NBAファイナル第一戦はとんでもない結末で終わった。こういう試合を生中継で視聴できたのは本当に幸せなことだ。