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イランからの便り

 テヘランの大学が空爆されたというニュースが目に入った。俺のかつての弟子がイランの大学で教鞭を取っていることは以下で触れた。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2025/06/blog-post_12.html その後、R君から「第一子が無事に産まれて幸せに暮らしている」という便りが来たイランが最初に空爆されたとき、イランで反政府デモが起きて粛清されたときにメッセージを送り合った。しかし、一ヶ月前から始まった空爆後は連絡できないでいた。その理由は、日本は米国の同盟国で空爆を加担する立場だったこと、R君が反政府か政府寄りかの立場が不明だったこと、以下で触れているように俺の考えも曖昧だったことが相まっていたからだ。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/03/blog-post.html 更に、この一ヶ月間本欄で大相撲、WBC、将棋、サッカーなどのエンタメを紹介してきたことが「本当に心配なら、そんなことを見る気持ちにならないはずだ」という自己矛盾に陥っていた。冒頭のニュースを見て、衝動的にR君に連絡するに至った。 その翌日、R君から「無事だが、何万人の同胞を殺した政府は………」という複雑な心境が垣間見える返信が来た。 安心した。 自己矛盾は解決してないが、「本当に心配なら笑う気持ちになれない。飯を食う気持ちにもなれない」というわけでもないと思うので今まで通りに綴ることにする。 追伸)前回の投稿の最後の段落が気にいらなかったので以下のように書き直した。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/03/blog-post_31.html

某国大統領

 富豪で政財界に幅広い交友関係を持つエプスタイン氏が少女に対する性的搾取と人身売買で有罪判決を受けた。その後に交友関係を持っていた人たちが追及されている。エプスタイン氏は一代で巨万の富を築き、英王室や米国大統領を含む政府高官と親密な関係だったことから、人間的魅力に溢れた人物だったことが推察される。多様性の時代だとは言え、小児性愛者は鼻つまみ者だ。そのことを知っていて交際していた者にも非難の嵐が吹きまくる。 某国大統領もあまりにも正直で、その実行力と人間性が評価されているのかもしれないが、俺は「人を殺したことを得意気に語る」人物と親しくなりたいとは思わないし、「人としてどうか?」という疑問符を付けて距離を置くだろう。政治家として某国の国益のために奔走し、世界各地で紛争解決に向けて尽力していたことは認める。しかし、今回の中東での混乱と殺害を目のあたりにして、某国大統領を鼻つまみ者として扱うことを決めた。 某島国の総理大臣は「エプスタインと関わった者のように将来非難される可能性がある」ことを頭に入れて首脳会談に臨んでほしい。 三年後、大統領が交代して、前職を支持していた者たちが吊るし上げられるようなことが起こらないことを願う。それは世界がそこまで混乱し、良心を失っていることを意味するからだ。

スターリンクとスカイネット

 ロシア軍のスターリンクへの不正アクセスを遮断したらロシア軍の無人機の精度が大幅に下がったというニュースを見た。スターリンクとは数千機の小型人工衛星で張り巡らされたインターネットのことで、地球上のどこからでも接続可能という特性がある。これはすごいことだ。今まではその重要性を軽視していたが、冷静になって考えると、中継局やケーブルを敷設しなくても、海上であっても森林であっても、北極のような僻地であっても、空からでも、インターネットに接続できるのだ。恐ろしいことに、スターリンクを所有し管理するのは民間企業だということだ。このような軍事にも深く関わる全世界的なインフラを国家でもなく国連でもなく一民間企業が構築したという事実に驚きを禁じざるを得ない。 その民間企業とはスペースXで、言わずと知れたイーロンマスク氏がたち上げた宇宙開発企業だ。ロケット打ち上げの費用を劇的に下げて、去年は165回の打ち上げに成功している。この凄まじい回数の打ち上げがスターリンクの拡充を支えている。 軍事にも活用されるというのは映画「ターミネーター」のスカイネットを連想させる。戦闘機の無人化がなされ、スマホのカメラが知らぬ間にハッキングされる、一般市民は自由に生きていると錯覚させるような地球規模の超監視社会が到来するかもしれない。 そうなったら、国家間の紛争や内戦がスカイネットで裁かれ、スカイネットの軍事力が行使された結果、争いは無くなり、案外、現在よりはるかに平和な世界が実現するかもしれない。

イランに空爆

 米国とイスラエルがイランを空爆して最高指導者であるハメネイ師を殺害した。ロシアがウクライナ侵攻を開始したときは「明確な国際違反だ」「武力による現状変更を許してはならない」などと国際秩序を守る立場からの発言を繰り返していたのに、実は国際社会というのは暴力団同士の縄張り争いで、「俺たちは警察側だ」というのは錯覚だったことが露わになり、それまでの自分を否定されたような気持ちになる。 そうかと言って、米国を「テロ支援国家と見なす国の指導者をテロで殺害するなんて!」「巻き添いになった民間人の人権はどうなるのか?」と非難することもできない。東京周辺には横田や厚木や横須賀などの米軍基地が集中していて、いじめっこを非難して新たないじめの対象となることを恐れる心理が働くからだ。他の同盟国に歩調を合わせて「イランが核兵器を所有すること容認できない」と言うのが最善の対応だろう。 ベネズエラと同様に空爆を一般市民がどのように受けとめているのか伺い知れない。「圧政に苦しんでいる人々が大多数で、トランプ大統領は彼ら彼女らのヒーローだ」というふうに考えることができたら、どんなに楽な気持ちになるかと思う。 この手のニュースを見るたびに淀んだ気持ちになり筆が鈍る。

公職選挙法

 生成AIに「公職選挙法って変じゃない?」と尋ねたら、「金持ちが選挙で有利にならないように」という原則に基づいた制定の経緯を説明した後、以下のような個別の事例を示してくれた。 ……………引用始め 選挙カーで移動中は名前の連呼しかダメ(政策を話すと違反)。→ 走ってる車から政策聞こえないのに、名前だけ連呼…有権者に失礼すぎる。 コーヒーは買収だけどお茶はOK、せんべいはOKだけどサンドイッチはNG、まんじゅうはOKだけどケーキはダメ…昭和の基準がそのまま残ってる。 選挙事務所に提灯はOK(明治時代の街灯がない時代の名残り)。 戸別訪問禁止(世界的に珍しい厳しさ)。 18歳未満は選挙運動NG(外国人ならOKなのに)。 電子メール・SMSで投票依頼はNGなのに、SNS(X、Instagram、LINEのメッセージ)はOK…なぜメールだけダメ? 投票日当日のSNSで「〇〇さんに投票しました!」(投票用紙写真付き)は選挙運動とみなされ違反の可能性。秘密投票の原則を自分で壊すリスク。 ポスターのサイズ・枚数・掲示場所が細かく決まってるのに、最近は公営掲示板に広告やほぼ裸のポスターが貼られる問題 → 2025年に品位保持規定が改正されたけど、まだ不十分。 ……………引用終わり 選挙カーでの名前連呼が公職選挙法による縛りのためだったとは!? SNSはメール機能を含むのでは? そもそも、票を金で売買することが問題で、金持ち自体は悪いことじゃないし、上記の原則を完全に守ることができるとは思えない。選挙期間外に楽な仕事を課して高額報酬を払うとかいくらでも抜け道はありそう。 公職選挙法が悪用されて政治家を罪人に仕立て上げる側面はないのか? などの疑問は尽きない。公職選挙法の改定を選挙公約に掲げても支持が拡大するとは思えないからなあ。せめて労働に見合った対価が得られるように改定してほしい。

トランプ関税は違法

 トランプ関税が発動されたのが一年前、世界中があたふたして、日本では赤沢大臣が交渉役に任命され、日米を何度も往復して交渉を重ね、日米合意が成立するのを見届けてから石破首相が退任した。先日、米国の最高裁判所で「トランプ関税は違法で無効」という判決が出た。このことについての感想を述べる。 1)例えばの話だが、米国がある国と交戦中、最高裁判所で「この戦争は違法で無効」という判決が出たとき、大統領は素直に戦争をやめるだろうか?いや、司法の判断より上位の国家的判断と考え、戦争を続けるのではなかろうか?そもそも、司法の判断に従わせる強制力は政府側にあるので、政府側のトップにいる大統領を止めることはできない。と思っていたが、トランプ大統領は文句を言いながらも判決に従う姿勢を見せている。今回の裁判で保守派の裁判官がいたのにこの判決が出たことに驚いたし、勇気がいる判決だったと思う。 2)これまでのドタバタは何だったのだろう?日米合意に基づく80兆円の対米投資や日本のみならず各国と結んだ貿易協定はなかったことになるのだろうか?来月、高市首相が訪米して首脳会談するのだが、気まずい雰囲気になるのではないかと心配になる。 3)トランプ大統領は今回の判決を受けて、各国に一律10%の関税を課す大統領令を出した。ここまでくるともうわけがわからん。誰か詳しい人がいたらご教授願いたい。

中道の行方

先の日曜日に投開票が行われた 衆議院議員選挙は自民党の圧勝に終わった。この3日間、大幅に議席を減らした立憲民主党出身の視線に立って今後の再建策を考えていた。だからと言って立憲民主党を支持するというわけではなく、焼け野原から立ち上がるような政治家の浪漫を自身の選挙区を守った中道の議員たちに見た故の思考実験にすぎない。小選挙区を死守した中道の議員はわずか七名、その中で俺が知ってるのは泉健太と小川淳也のみだ。今回は彼らの心情を想像しながら今後の対策を提案したい。 泉氏は自らの性格をポンコツと自称するほどのおっちょこちょいの愛されキャラである一方で、立憲民主党の前代表時代はつまらないコメントに終始していたが、平議員に戻ってからはその本領を発揮し始めた。小川氏は愛嬌のある生真面目キャラで、国民民主党の玉木代表と経歴が似ていることからよく比較される。 いくら執行部に一任したとは言え、長年使用してきた立憲民主党という看板を捨て、それまで批判してきた自民党と旧統一教会との癒着を自党と宗教団体との選挙協力に引き継ぐことになるとは夢にも思わなかっただろうと想像する。結果は散々で、「新党の周知期間が短すぎた」などの言い訳は「これからの日本を担う若者からの支持が極めて低い」という調査結果の前には吹き飛んでしまう。当分の間、衆院選は無さそうだし、中道という一つの政党で活動する意義も無さそうだし、中道改革連合という名称からして不吉だし、他の賛同者も無さそうだし、解散するしかないと思うが、そうすると理念なき野合を立証することになる。その批判をかわすために立憲民主党側は公明党側が中道の解散を言い出すのを待っているのだろう。 選挙区を守った中道の議員の中で重要な人物を失念していた。野田共同代表だ。中道の解散を宣言してから辞任すればよかったのに、自身の尻拭いは新代表の仕事となった。その新代表は13日の選挙で決めるらしい。公明党側は候補者を出さないそうで、泉氏と小川氏が有力候補らしい。今後の対策を提案と書いたが、実は、考えて、考えて、考えても名案が浮かんで来なかった。しかし、不器用な生き方しかできない両名の動向に注目している。小選挙区の特性上、オセロゲームのように白と黒の入れ替わりは常に起こり得る。政治家には不向きな性格の両名が焼け野原からの復興を果たすなんて最高の浪漫ではないか。

2026年の真実

 落合信彦が他界した。生成AIに「落合信彦とは?」と尋ねると、「断定的な語り口で検証できない裏話を交えて世界情勢を読み解くジャーナリスト」みたいな、読みようによってはペテン師のような評価が支配的だ。確かに、米国留学時代に衆人監視の下筋骨隆々のアメフト選手を空手でKOしたとか、南米奥地にナチスが製造を試みた円盤状の飛行物体があるとかの眉唾の話が彼の著書で盛られているのは事実だ。俺は大学に入学したばかりの頃に彼の著書を読むようになって、大きな影響を受けた口だ。世間の評価はさておき、俺なりに批評して彼を追悼したい。 先ず、その当時の時代背景をおさらいする。当然のことながら、インターネットは全く普及してなかった。俺らが手にできる情報はニュースや新聞という現代ではオールドメディアと揶揄されるもの経由がほとんど全てだった。ソビエト連邦が崩壊し、ベルリンの壁が壊され、東西冷戦が終結した。「これで核戦争に怯えることはない。米国を推進力とした国連中心の世界秩序を構築しよう」という気運が高まったときに起こったのがイラクによるクウェート侵攻だった。多国籍軍が結成され、国連のお墨付きの湾岸戦争が始まった。米国の最新兵器の見本市とも言える暗闇に無数の閃光が行き交う光景は米国一強の世界を予感させた。 そんな状況で受験勉強に明け暮れて大学生になった青年が「ニュースや新聞で報道されている表向きの世界の裏側で石油メジャーや軍産複合体や国家諜報機関の利権や思惑が複雑に絡み合いながら世界は動いている」と啓蒙されるのだ。俺はメディアを疑うことを覚えた。落合信彦的な視点に立って見ると、「何故サダムフセインが湾岸戦争後も権力の座を追われないのか?」の真相が見えてくるのだ。 自分の体験を一般化することはできないが、インターネットもない時代にオールドメディアの盲点を大衆に知らしめた落合信彦の功績はとてつもなく大きいと思う。今となっては、あの独特の説得力のある文体が懐かしい。ケネディ大統領暗殺事件の全資料が公開される2039年まで生きて彼ならではの批評を遺してほしかった。

戦慄の占領地を視聴した。

 NHKスペシャル「戦慄の占領地」を視聴した。この番組ではマリウポリのようにロシアが占領したウクライナの都市に対する同化政策を伝えている。以下はその感想だ。 1)学校ではロシア国歌 が流され、ソビエト連邦がナチスドイツの侵攻を阻んだとか西側諸国の経済制裁への憤りとかウクライナへの派兵の正当性などの思想教育が徹底されているようだ。ウクライナ侵攻が始まってから四年が経とうとしている。その間、子供たちへの影響は甚大だと思われる。親ロシア派ではないウクライナ人の家庭に生まれた子弟でも「自分はロシア人だ」と思うようになるだろう。ウクライナのテレビ放送は遮断されロシアの放送だけ視聴できるそうだ。改めて、思想教育って恐ろしいと思う。大なり小なりの思想教育はどの国でもやっていることだが、西側諸国と決定的な違いは反体制派の弾圧の度合いだ。 2)占領後、全ての住民はロシア旅券の取得を求められ、断れば病院等の行政サービスが受けられないそうだ。占領政策に反対する報道関係者は収容所に送られるか、国家反逆罪で十年以上の禁固刑に処せられるそうだ。ロシア各地から移住者を募り、現在では住民の二割が移住者で、職業や住居で優遇されているそうだ。「自分はウクライナ人だ」と頑なにロシア国籍を拒否してきた人もいくら待っても戦況が変わらない現実に絶望している人も少なくないだろう。 3)あるウクライナ人の家庭にロシア兵が入って来て食べ物や金品を要求されたという話が紹介された。警察に抗議しても受けあってもらえなかったそうだ。占領地の住民の人権はあってないようなものだ。 4)このまま同化の既成事実が積み重なったら、占領地の若者がロシア兵としてウクライナに攻め込むということも起こりそうだ。結果論であるが、ウクライナ侵攻初期の段階でウクライナが押し気味だった時に西側諸国が戦力の出し惜しみをしたのが悔やまれる。あの頃はロシア軍も混乱していたし、西側の最新兵器が投入されれば余裕で蹴散らせると思っていたのにな。

山上被告に無期懲役

 安倍元首相銃撃事件の裁判の一審で山上徹也被告に無期懲役の判決が下された。弁護側の「旧統一教会に多額な献金を繰り返した母を持つ山上被告の家庭環境を考慮するべき」という主張は反映されない判決となった。 俺が統一教会という名称を聞いたのは大学に入学したばかりの頃だ。親元を離れて一人暮らしを始めた学生の心の隙間を狙って親切な態度で接近して来るから注意するようにという内容が生協の冊子に書いてあったし、サークルの勧誘と思ってついて行ったらビデオを見せられ洗脳されるという噂や実体験を何度も聞いた。「どうしてそんな団体がのさばっているのか?」という疑問は「大学構内も中⚪派とか革⚪派とか左に翼が生えた団体のビラが溢れているもんな。都会ってそういうもんだろ」という考えに打ち消された。その二年後、アイドルだった桜田淳子が統一教会の信者で教祖が決めた相手と合同結婚式を挙げると大々的に報道された。霊感商法や多額の献金も報道されていたが、統一教会の勢力は衰えることはなかった。 その理由がわかったのはインターネット黎明期を迎えてからだ。なんでも反共産主義で日韓の保守的政治家と統一教会が結託しているとのことだが、「まさかそんなことはないだろう。所詮、陰謀論」と思っていたが、それは当たらずとも遠からずということが時代を追うごとに明らかになっていった。安倍元首相がその中心的存在だったというのは山上被告の弁だが、それも当たらずとも遠からずで、安倍元首相の死後坂道を転がるように旧統一教会の勢力が削がれていった事実はそれを証明しているかのように見える。 たった一発の弾丸で恨みの対象にこの上ない打撃を与えたことに拍手喝采している人も多いと思う。「山上被告がやったことは決して許されることではない」と誰もが使う但し書きが、軍事作戦と称してミサイルを打ち込み民間人を殺害する事例を見ていると、正論だけど虚しく響く昨今だ。

いじめ動画

先週から ツイッター(現在のX)のタイムラインに中高生のいじめ暴行動画群が上がるようになった。加害者が被害者を一方的に殴ったり蹴ったりして、加害者の取り巻きが笑みを浮かべながら傍観している動画が多い。撮影者も取り巻きの一人と思われる。 先ず、加害者の視点に立って視聴してみる。総合格闘技で使用される飛び膝蹴りや背後から首を絞める等の攻撃が目についた。攻撃の大半は手加減しているのか技量不足なのか軽いものばかりだった。時折、勢いに任せた蹴りが入ることもあるが、腕のガードの上とか足とかだ。おそらく、加害者は「もし昏倒するような打撃や外傷を与えると親や学校に知られることになる」ということを熟知している。そうであるが故の行動原理で動いているようだ。要するに、弱いものいじめだ。 次に、被害者の視点に立って視聴してみる。下手に反撃したらどんな報復が返ってくるかわからないので、絶望的な表情でひたすらいじめが終わるのを待っている。逃げようにも取り巻きがいるから逃げられない。仮に逃走に成功しても次の日の学校でまたいびられるだろう。そんな逃げ場のない絶望感を経験したSNSユーザーがいじめ動画の拡散を促し、加害者の学校や実名を晒す「私刑」が執行される。 最後に、撮影者の視点に立って視聴してみる。おそらく、その動画は仲間だけが閲覧できるグループラインに投稿される。弱いものいじめの常習である加害者が仲間内で崇拝されているとは思えない。加害者を快く思ってない奴もいるだろう。そういう輩が匿名で公共のネット上に流出させたら、「これはけしからん」と正義感に燃える人がリポストを繰り返し、その動画は拡散の一途を辿る。撮影者はいじめを傍観していた幇助者でもあるのに、その姿は動画には出てこないし、流出させた犯人扱いされることもない。 どの視点で見ても、どんよりとした気分になる動画群だ。そうであるのについつい見てしまう心理は何なんだろう?

中道改革連合について

 立憲民主党と公明党が来たる衆議院議員選挙に備えて新政党を結成するそうで、その名称は中道改革連合に決定したそうだ。以下で分析と感想を述べる。 1)公明党の議員は小選挙区で議席を獲得することが困難だ。元々、小選挙区制は二大政党制を実現するために導入された制度で、選挙区での知名度や支持基盤が強力な候補が勝つようになっている。全国の公明党員を特定の選挙区に移住させるというのが与党時代の公明党の選挙戦術だったが、連立を解消したことで解散の時期が通達されず、今回は移住のための準備期間が足りず、その戦術が使えない。自民党総裁に就任した直後に連立与党のハシゴを外された高市氏の壮大な報復が炸裂したようにも見える。窮地に陥った公明党に救いの手を差し伸べたのが立憲民主党だ。新政党を結成して比例代表の名簿上位に公明党の候補者を連ねる代わりに、小選挙区での立憲民主党の候補者に選挙協力するらしい。公明党は比例代表での議席の上積みが期待できるし、立憲民主党はそれまで自民党に流れていた公明党員票を取り込むことができる。それゆえ、選挙の票読みだけを考えると極めて合理的判断のように見える。 2)しかし、両党の基本政策と理念は隔たりがある。同じ中道と自称しても「なんでそんなに違うのに同じ政党の中にいるの?」と心配になるほどだ。私見ではあるが、今回の野田代表の判断は救いようのない悪手に見えた。小選挙区で負け続けることは十分にあり得ることだし、比例代表も公明党に明け渡し、今まで培ってきた確かな野党という印象を与える立憲民主党という名称も捨て、立憲民主党内部でも疑問や反発の声が聞こえる中、若者から支持される高市総理率いる自民党と対決することになるのだ。もちろん、「勝てば官軍」で、選挙で議席数を維持するだけでも称賛に値すると思う。 3)高市総理の就任から今までの流れをおさらいしてみる。高市総理の就任演説の時、野次を飛ばした議員がいた。その野次がうるさくて品がないとネット上で話題になった。トランプ大統領との首脳会談を無難にまとめ、APECなどの外交でも中国と韓国との首脳会談をこなし、その直後の国会答弁で台湾有事に関する質疑応答があり、中国の日本叩きがマスコミを賑わし、ガソリン税の撤廃が決まり、物価高対策の補正予算が通り、国民民主党との年収の壁引き上げに関する同意が結ばれ、今の解散騒動に至る。この間、高市...

変わりゆく国際情勢

 ベネズエラの大統領が米国に移送された。そのニュースを知ってから様々な論評を読んで事態の把握と自分の考えを整理することに務めたが、正直なところ「よくわからない」というのが結論だ。多くの記事の中で、以下の https://news.yahoo.co.jp/articles/99a649fa7fd809ef1813b87f13aa37cee2148ca8 「世界はもう、日本人が信じているようなお行儀の良い法律で動いてない」という節が心に刺さったので記しておく。 中国やロシアのように一人のリーダーが長期に渡って強力な権力基盤を維持できる国が有利になる時代になっていくのかもしれない。国際社会という枠組みが崩壊して大国が意のままに行動する時代になったら、日本のような衰退中の小国は今より更に肩身の狭い思いをすることになるのであろう。

クリスマスの雑感

 先日、H3ロケットの打ち上げが失敗した。二段目ロケットの着火に不具合があったそうだが、「そんな基礎的なつまづくってどうなってるの?一週間前に打ち上げ直前で中止になってから、不具合の原因が曖昧なまま決行したっていうことか?人工衛星もおじゃんになって、原因究明のために膨大な時間と労力を費やすことになるだろうし、日本の宇宙開発事業はお先真っ暗だなあ」と思った。専門家の集団が懸命に知恵を絞った結果がこれではあまりにも浮かばれないではないか。テレビやネットのニュースを見ても、JAXAを批判する論調は見当たらない。宇宙開発とはそういうものなのだろうか? 飲酒して自転車を運転して検挙されたら、罰金を払った上に自動車運転免許も停止になるらしい。今年になってそういう事例が急増しているそうだ。実は飲酒自転車運転が違法とは思っていなかった。調べてみたら、違法であるのは昔からで、厳罰化されたのが2024年11月かららしい。東京で飲んで電車で自宅の最寄駅で降りて自転車で帰る人は多いと思う。その人たちにとっては庶民のささやかな楽しみを奪う悪しき厳罰化だろうと想像する。時速10キロ以下で走る分には飲酒の有無で危険度が大きく変化するわけでもないと思う。「違法だから取り締まる」という思想一辺倒では世の中が窮屈になるばかりだ。スピード違反が杓子定規に適用されないように取り締まる側にもバランス感覚が必要だと思う。 Netflix配信のドラマ「ザロイヤルファミリー」全話を見終わって、二周目の第6話まで見た。妻夫木聡の「上司に尽くす従順な部下ぶり」を見るのが快感だったが、見返すと、社長を諌めたり非難したり進言したりして意のままに社長を操っていることがわかった。このドラマは全ての場面が後の伏線になるように緻密に構成されている。原作者と脚本家の才能の賜物だろう。競馬場に一度も行ったことがないのが返す返すも悔やまれる。 俺の寝室に置いてあるデジタル時計は5分進んでいる。これを読んでいる人がいたら俺の家族の誰かに速やかに進言してほしい。

知られざる法人税

気になるニュースがあった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/b7e89ab52977653a46acc240084206c9bacf64e4 これは、東京都の税収が突出して高いから地方に配分する制度に東京都が運営するSNSが疑問を投げかけた所、地方から反発を食らった、という記事だ。 恥ずかしながら、法人税は国税だと思っていた。そのことは正しいのだが、「大雑把に言うと、国庫に六割、その法人が所属している自治体に四割で配分される」ということは知らなかった。そりゃあそうだろう。であるからこそ、企業の誘致に躍起になるのだ。東京は自然に人や企業が集まってくるし、本社を置く大企業が大半であることから、莫大な税収が見込めるのだろう。俺は今まで「東京で大勢の人が一生懸命働いているおかげで、地方で余裕のある暮らしができる」と思っていたが、見方を変えれば、「地方が育てた人材は東京に吸収され、地方には還元されない。電力と食料を供給しているのは地方なのに、この人口に対する税収の比の格差は不公平だ」となるのだ。 やはり、東京に住んでいる人々に地方の余裕のある暮らしを知ってもらい、移住を促すことが、一極集中を解消して、東京の住環境を向上させて、東京の出生率0.96を改善する方法だと思う。それを実現するのが「三年間住民票を過疎地に移すことを目標義務とする」政策だ。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2025/02/blog-post_4.html 地方も都市も潤う名案だと思うのだが、今のところの賛同者は1名だけである。 追伸)昨日、物理療法士のKJYさんが訪問してくれた。いつものように両脚のストレッチから始まり、リンパ腺マッサージで終わった。KJYさんが来るのはこの日が最後だそうだ。妻とも仲良しで、明るく朗らかで、「また会いたい」と思わせる人だった。

今週の雑感

 色々な話題に対する雑感を書き出してみた。 1)立憲民主党の野田代表が昨日の党首討論で述べた「事実上の撤回」という言葉がトレンドワードになっているらしい。 https://news.yahoo.co.jp/articles/882f878c48bde58e03490cc93963802d8a17f6b6 これは高市総理の「政府が全ての情報を総合的に判断」というこれまでの政府見解を踏襲した国会答弁を指すものと推察する。言われてみればその通り、撤回という言葉を使ってないだけで「これまで通り曖昧戦略で行く」ということだからもうこれ以上中国政府に説明することはないと思う。なのにあれだけ中国政府が怒っているのは「習近平氏が権力を握っているうちに台湾に攻め込む機会を虎視眈々と狙っているんじゃないか?」と邪推してしまう。 2)NHKのドラマ「とと姉ちゃん」が再放送されていて、月曜から金曜の12時半から視聴している。序盤は親子間でも「ですます」口調の丁寧語で会話していて、いけすかないドラマだなと思っていたが、回が進むにつれ主演の高畑充希の演技と表情に釘付けとなり、視聴が欠かせない日課となった。主題歌の「花束を君に」も毎日のように聞いているが、毎回「いい歌、いい声だ」と感動しながら聴いている。物語は出版社の経営という縦軸に人情話という横舳が絡まって進行する。わかりやすくするためのデフォルメや対立構造の設定が秀逸で、人の生死に頼らずにドラマを成立させている。数学者という職業柄、ドラマと言えど批判的に見る癖がついているが、このドラマは数少ない例外だ。 3)先週までは連日熊のニュースが報道されていたが、今週から熊が火事に変わった。 4)盗撮画像をネットに流す犯罪の防止策として、加害者の顔写真がネットで公開される刑罰を合法化するのはどうだろうか?被害者の痛みがわかると思う。 5)Netflix配信ドラマ「ザロイヤルファミリー」の7話を視聴した。妻夫木聡の切羽詰まった演技に胸を打たれた。

大相撲九州場所13日目

 昨日、NHKの大相撲九州場所13日目の中継を視聴した。以下はその感想だ。 1)ちょっと前まで関脇が指定席だった大栄翔や若元春が前頭から抜け出せなくなっている。前頭下位には御嶽海や正代の大関経験者がいて、十両にいる朝乃山も大関経験者だし、同じく十両の尊富士は幕内優勝経験者だし、幕内上位にいる高安と霧島も大関経験者だし、入れ替わりが激しい世界だということを実感した。 2)そんな競争社会で変わらぬ実力と番付を維持しているのが41歳になったばかりの玉鷲だ。しかも休場は皆無の鉄人だ。一昨日も突き押しに定評がある隆の勝を押し出した。 3)恵まれた体格と馬力で楽に勝ててしまう大の里とは対照的に、豊昇龍は心技体の充実が取組ごとに求められる。変化を恐れて立ち合いで遅れたらどうしよう?回しを掴んでも安心できない。土俵際で逆転されることも多い。横綱とは思えないほど、取組前からハラハラドキドキの連続なのだ。そんなことを繰り返しているうちにいつの間にか豊昇龍の相撲に魅了されている俺がいた。昨日の琴櫻戦も力のこもった名勝負で、横綱の優勝への執念を見た気がした。 4)結びの一番は大の里と安青錦の2敗同士の取組。大の里が寄り切ったように見えたが、スロー映像を見ると明らかに大の里の手が先に付いていた。解説の舞の海さんは「物言いをかけるべき」と言っていたが、本当にその通りだと思う。 5)勝ち越しまであと一勝の琴櫻と大関昇進のための三場所で33勝の条件を来場所で達成するために一勝でも上積みがほしい安青錦と2敗で並ぶ両横綱の総当り戦に目が離せない。今日は大の里対琴櫻と豊昇龍対安青錦だ。

高市有事

 高市総理の一日の睡眠時間は2時間から4時間だと報道されていた。「俺と同じだ」という冗談はさておき、普段からそうであれば問題ないのだが、総理の激務で睡眠時間が削られているのであれば可哀想だし、国を預かる者としての健康状態が心配になる。 国会の答弁は、官僚が当たり障りのない、時には玉虫色で意味不明の、文章を作成してくれるのだろうが、その内容や背景を理解して国民にわかりやすく伝えるのは政治家の役割だ。テレビ中継されている国会での議論に万全を期して臨みたいだろうし、初の女性総理という責任や重圧が「働いて、働いて、働いて」と言わせるのも理解できる。しかし、自衛隊の最高司令官であり、全閣僚に指示を出し、国民にメッセージを発する立場の総理大臣が国会答弁に時間を費やし、心身が削られるのはいかがなものかと疑問を感じるようになった。 台湾有事に関する質疑の際に高市総理はそれまでの政府見解から踏み込んだ答弁をしたらしい。その答弁に中国政府は怒り心頭で、日本への渡航の自粛などの手段を用いて圧力と揺さぶりをかけている。国際情勢に疎い俺は「他国の言及にそれほどの敵意を示す中国政府って何なの?」という疑問が消えることがないのだが、30年前ならいざ知らず、今や米国にライバル視されるほど経済にも軍事的にも成長した中国に敵視されるのは空恐ろしいものを感じる。例えば、尖閣諸島が占領されたら日本は奪い返す武力を有してないし、武力衝突上等の世論さえ形成されないだろうし、頼みの米国も血を流そうとしない同盟国を血を流して助けようとはしないだろう。 言葉一つで国際問題に発展しかねない、しかも質問者の煽りに即答しなければならない国会答弁に総理大臣が出席する必要性はあるのだろうか?官房長官や関係閣僚が答弁を行い、総理が国会終了時に修正または総括を行えばいいし、その方が外交や内政に注力できると思う。

政局ウォーズー高市の逆襲

 NHKで日米首脳会談前の様子が中継されていた。トランプ大統領を出迎える高市総理、これまでは「握手の時、日本の総理の態度が謙りすぎて格下に見られないか?」と心配になったが、今回は初の女性総理ということでその心配は皆無だった。女性に対してマウントを取ってくる男性はよくは見えないし、お辞儀しても女性のたおやかな振る舞いに見えるからだ。高市総理は変に肩肘張ることなく自然体のもてなしをしていたと思う。 大学生の頃、九大数学科の男女比率は9対1だった。数学科の飲み会があって二次会はカラオケとなったとき、女子学生が全員帰ってしまった状況を想像してほしい。男ばかりのカラオケは羞恥心も「かっこいいところを見せよう」という気持ちが生じないので気楽ではあるが、モテない自分を確認する作業である種の虚しさがある。逆に女子学生が一人でもいる状況を想像してほしい。その娘が歌うと、男子学生全員が立ち上がりやんややんやの大合唱が起こり、その二次会は大盛り上がり大会となり、まるでアイドル歌手のコンサート会場と化す。平塚らいちょうの「原始、女性は太陽だった」の意味を実感する場面でもある。 日米首脳会談の席に座る高市総理と片山財務相を見てそんなことを思い出した。さて、公明党の連立離脱で窮地に陥った高市総裁だったが、維新の会との連立合意で主班指名され総理大臣にまで上り詰めた。しかし、議員の定数削減という「誰がやっても揉めそうで党内合意さえ形成できないような法案を連立維持の絶対条件として約束してしまい、前途は多難である。維新の会は「どうせできっこない」という見込みで約束させたのだろう。そのことを盾に政策を実現し、内閣支持率が下がってきたら、改革政党の看板で連立離脱して内閣不信任案を提出して総選挙に臨めばいい、どう転んでも構わない維新の会のしたたかさが垣間見える。 それでは高市政権はどうすればいいのか?ずばり、来週から始まる臨時国会の会期中に「衆議院議員の比例枠176議席から50議席を削減する」法案を提出することだ。小選挙区の調整は利害が衝突するので不可能に近いと思う。これは「トランプ政権のようなスピードで改革を断行する内閣」という印象を世間に与え、その法案への賛否がリトマス試験紙の役割を果たし、高市内閣の現在の支持率は法案成立を後押しするだろう。否決もしくは議決が延期になっても、「維新の会への義理は...

影山ショック

 10月2日のニュースなんだけど、日本サッカー協会の技術委員長を務める影山雅永氏が機内で児童ポルノ画像を自身のパソコンで閲覧していたところを添乗員に通報され到着地で逮捕され、その後の簡易裁判で有罪の判決が下された。 https://news.yahoo.co.jp/articles/d7536e17afc0c68036037bc7b8acde3f14c66398 同氏に対する非難は上記の記事やコメント欄で語られているし、俺もその非難に同意する立場だ。今回はいくつかの気付きを書いてみる。 1)「影山ってもしかしてジェフ市原で試合に出ていたあの影山?」と思ったが、その通りだった。1993年に創設されたJリーグだが、初期の頃はテレビ中継を凝視して選手全員の名前を記憶するほど集中して視聴していた。当時のジェフはリトバルスキーを中心とした攻撃が魅力のチームだったが、失点も多かった。往年の名選手の名前をこのような形で聞くのは至極残念だ。 2)俺の記憶では、日本のコンビニや本屋でエロ本が子供の目に入る場所に陳列されていた。性に寛容な日本文化は誇るべきことかもしれないが、児童ポルノ禁止法との整合性を鑑みれば制服が出てくるエロ本やどう見ても成人に見えない少女キャラが出てくるエロマンガは世に出すべきではないと思う。 3)「成人ポルノだったら問題なかったのか?」という疑問がある。影山氏が乗っていたのはエアフランスでフランスの法律に基づいて逮捕された。調べてみたら成人ポルノの閲覧と所持が禁止されている国は多い。中国、イラン、UAEがその例だ。つまり、それらの国の航空会社の機内でポルノを閲覧していたら逮捕されるかもしれないし、滞在先に持ち込んだパソコンをガサ入れされることもなくはないということだ。 追伸)YGYさんが見舞いに来てくれた。ありがたいことである。