スペイン対フランス
北中米ワールドカップのスペイン対フランスの試合を次男と観戦した。ただし、後半のみを視聴した。 戦前はフランスが日程の面でも戦力の面でも圧倒的に有利だと思っていた。特に世界的なストライカーであるエムバペの有無が勝敗を分けると思っていた。しかし、前半のスコアは1対0でスペインが勝っている。後半の内容を見ていると、そのスコアに納得した。点を取らなければ敗退するフランスは猛プレスと猛攻を仕掛けてくる。猛プレスに対してスペインは怯むことなくパスを繋いで、あるときはプレスに引っかかり、あるときは見事にくぐり抜けて前線にパスが供給され、時には決定的なチャンスをもたらす。猛攻に対してはエムバペやデンべレの突破に守備選手がついていっているし、抜かれることはあっても中央の守備組織は崩れない。 「どこかで見た光景だなあ」と思っていたら、バルセロナとレアルマドリーの試合と同じ展開であることに気付いた。スペイン代表の中盤はほぼバルセロナに所属する選手で、普段の試合から激しいプレスに晒されているし、そのプレスを無力化するまでパスを繋ぐのがバルセロナのバルセロナたる由縁なのだ。「パスはよく繋がるけど点が取れない」と評されることが多いスペインだが、裏を返せば「最強と評されるフランスにもパスを繋ぎ、真っ向勝負できる」ということだ。そうなると勝負は時の運、今回はスペインが2対0で勝ったが、スコアが反転して「さすがはフランス」という展開も十分起こり得たと思う。 スペインは結果的に決勝トーナメントの準決勝で最高の試合をして、フランスは余力を残しての敗退となった。後半終盤にニコウィリアムスが投入されて2年前にユーロを制したことを思い出した。以下は視線入力時代からのシングルカットである。 「サッカースペイン代表の未来は明るい」 ユーロ2024とパリ五輪の日本対スペインを見た後の感想だ。エアマウス時代末期の俺を哀れに思ったのか、次男がユーロとコパアメリカを随時観戦できるネットサービスを契約してくれた。そのおかげで一日一試合のペースで観戦することが出来た。しかし、期待に反して眠くなるような試合が続いた。特にイングランドは、ケイン、ベリンガム、フォーデン、サカという夢の攻撃陣がいて、この試合運びかよと憤ることばかりだった。フランスとドイツもまた然り。唯一の例外がスペインだった。 両翼を担うニコウィリアム...