投稿

今週のスポーツイベント

 今週のスポーツイベントを総括してみた。 1)イングランドプレミアムリーグでアーセナルが優勝した。2位のマンチェスターシティがボーンマスに引き分けたために最終節を待たずに優勝が決まった。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/04/blog-post_12.html 上記の投稿で心配していたことは起こらず、すんなり優勝が決まった。やっぱり、サカがいると別のチームになるな。その気になれば二人くらい抜き去ってしまう突破力があるのにサカは敢えてバックパスを選択して機を伺う。そのゲームを通してのフェイントが決定的チャンスを生むのだ。このまま調子を維持してチャンピオンズリーグ決勝でもうひとつの悲願を達成してほしい。 2)NBAプレイオフの東西の地区決勝が始まった。西はサンダーとスパーズの事実上の優勝決定戦、ゲーム1はエースであるウェンビーが大爆発してスパーズが二回にも及ぶ延長の接戦を制した。サンダーは余力を残しているようなのに、この接戦だ。強豪との対戦を通して成長していくスパーズの若手中心選手たちと完成された王者の風格が漂うサンダーの戦いはNBAとは何かを教えてくれる。東は7連勝で勝ち上がったニックスと強豪のピストンズに競り勝ったキャブスとの対戦だ。ゲーム1を観戦したが、両チームの特徴が現れた好ゲームだった。第4クォーターでキャブスがニックの攻撃を読み切って、ニックスはキャブスの誇るミッチェル、ハーデン、ウェイドの外郭攻撃に為す術がなく、22点差がついた。キャブスの圧勝に終わると思っていたが、ニックスのエースであるブランソンが個人技で連続得点を重ね続け、ついに同点に追いつき、延長戦でニックスが勝利した。ブランソンをマークしていたのは守備が得意とは言えないハーデンだった。何の策も打てずに22点差から追いつかれたキャブスのヘッドコーチは非難されて然るべきだと思う。 3)大相撲五月場所は二横綱一大関が休場し、前売券を購入した人にとっては「金、返せ」と叫びたくなるような体たらくだ。俺もパソコンをやめてわざわざテレビ観戦する気になれない。いくら見どころが多いとは言っても主役の三人がいないと白けるものだ。大関の琴櫻は早々と負け越し決定だし、平戸海は負け越し寸前だし、玉鷲は十両陥落しそうだし、朝乃山休場だし、なんか暗いニュースばっかりだ。

施術の効果

 今日の午後、物理療法士のJSYさんが来られた。俺はパソコンから引き離され施術を受けることになった。隣のベッドには妻が座り、妻とJSYさんが話していた。というか、JSYさんが聞き上手なのか、妻が一方的に過去の出来事を語っていた。 妻が高校生の時に遭った交通事故の話から始まり、「今日は雨模様だから交通事故で痛めた場所に違和感がある」と言って、「ここ1ヶ月は気分が落ち込んでいた。実は親友が乳癌で亡くなってから体調が悪い」という言葉からその親友の思い出を語り始めた。「そんな重い話をしなくてもいいのに」とは思えなかった。JSYさんは真剣に聞いていたし、俺もよく知っている女性だ。妻は韓東大学で事務をしていたが、職場で昼御飯を一緒に食べ、同じ教会に通っていた親友を失った悲しみが引き起こす行動だと察したからだ。 施術は右腕、右足、左足と推移していった。右腕を真横に伸ばした状態で腋のリンパ腺が通る部分を指でグリグリと押す施術が気持ちよかった。施術を受けると、普段は使わない筋肉が凝り固まっているのがよくわかる。最初は痛いのだが、同じ部分を何度も動かすと筋肉がほぐれていくのを感じた。「やはり専門家は違うな」と感心した。丁寧な施術は一時間に及んだ。 せめてお礼を伝えたかったが、口文字盤でのやりとりを翻訳してくれる妻が戻って来ない。施術が左腕に差し掛かったとき、妻は電話に出て、別室で話し込んでいたからだ。俺はJSYさんの問い掛けと挨拶に精一杯のまばたきで応えるしかなかった。改めて感謝を伝えるためにこの文章を書く次第だ。

土曜日の夜のドラマ

 NHKの特集ドラマ「有罪、AIは告げた」を視聴した。長女の推しの俳優が出演すると聞いていたので、「長女は仮面ライダーと戦隊モノオタク」「推しの俳優も仮面ライダーか戦隊モノのヒーローだろう」という連想から勝手に「そのドラマもおちゃらけたヒーローモノ」と思っていた。開始時間は土曜日の23時30分、イングランドFAカップ決勝と重なる時間帯だ。しかし、一人でサッカーの試合を視聴することは妻に夜更かしを強いることを意味するので、あまり気が進まない。それなら、「長女と一緒にドラマを視聴すると、長女も喜ぶし、その姿を見ると俺も嬉しい」という思考から、「サッカーよりドラマ」という結論に至った。 ドラマの内容は、父親を殺した18歳の青年への量刑を巡る裁判が縦軸で、「あくまで参考にするだけ」という前提で使用しているAIの判決に対する裁判官たちの葛藤が横軸になっている。実現可能な技術でファンタジー要素がゼロという設定が非常に良かったし、裁判官の負担を軽減するために、その裁判官の過去の判決文をAIが分析して判決文を作成するという近未来を暗示していた。以下はyoutube の動画で、日本の民事裁判のデジタル化に伴う今後の司法の在り方を議論している。 https://www.youtube.com/watch?v=F0Qgtqdga_c 過去の判例をデータベース化して公開したら、弁護士や検事や裁判官の仕事が楽になるだろう。その一方で、既存のAIに判例データを読み込ませて顧客が弁護士相談料金を節約することになるし、判決に対する世間の風当たりも強くなるだろう。上の動画で「日本は周回遅れ」と言われている理由がわかるような気がしてきた。 刑事裁判において、「裁判官は提出された証拠や証言から客観的な判決を下す」という印象を抱いていたが、このドラマを見て「間違っているかもしれない証拠や証言から裁判官の主観や偏見で判決が下される。それは神ではない人間のやることだから当然と言えば当然か」と思うようになった。 長女の「面白かったね」という言葉を聞いてから長男と次男に寝る体勢を作ってもらって就寝した。三男は別室で、妻は傍らのベッドで熟睡していた。

真っ赤に燃えた太陽とバラ

寝室にこもっていると、外の天気がどうなってるかわからないものだ。妻によると、今日の天気は最高らしい。すかさず妻は俺の意向も聞かずに外出の準備を始めた。冬に比べて春は準備が遥かに楽だ。「豊臣兄弟」の再放送が終わらないうちに出発となった。同伴してくれるのは前回同様に次男と長女だ。 今回は別のところに行きたいと思い、近所の図書館に行くことを提案した。しかし、上り坂があまりにも急勾配で自信がないということで取り止めになった。代わりにアパート敷地内の正門から出た。長女は途中で抜けて勉強しに行くらしい。それならということで、長女が利用するバス停留所の近くに行こうとなった。結局、いつものコースに戻ったが、目的地はいつもの金井区役所広場ではなく、歩道橋を渡った所にある金井区文化会館になった。 4人の子供が通った小学校の外壁前の花壇には深紅のバラが咲いていた。個人所有の花壇ではなさそうだから自由に摘んで良さそうなものだが、どこに監視カメラがあるかわからない現代社会では一輪のバラを摘む行為は多大なリスクを伴う。美しさに惹かれてついつい花を摘んでしまうことを躊躇させる現代社会の味気なさを感じた。 飲み物を購入して目的地に向かう。歩道橋にはエレベーターが付いているので車椅子でも利用できる。文化会館前のベンチには恋人同士に見える男女が座っていた。ウチの子供たちは誰かと男女交際した経験がない。と親が思っているだけかもしれないが、少なくとも交際相手を家に連れてきたことはない。日本では晩婚化が進んでいるが、韓国では晩婚化が更に進んで「非婚」を提唱する若者が増えているらしい。孫の顔を見るのはまだまだ先の話のようだ。

ラブジェネを視聴した

 Netflix 配信ドラマ「ラブジェネレーション」の全話を視聴した。木村拓哉主演のドラマを見るのは「グランメゾン東京」に次いで2回目だ。1997年に放送された頃の視聴率は30%超えというお化け番組だったそうだが、俺の周囲では話題にもなってなかった。主人公は広告会社の制作部で働いていたが、営業部に移動を命じられる。そこにいたのが松たか子が演じるOLで二人の恋物語が始まるという設定。以下はその感想だ。 1)妻がチラ見していたが、婚前交渉の場面が出てきた瞬間に「子供の教育に良くない」と言い出した。キムタクの役柄も顔も気に入らない様子で日本で天下を取った俳優を酷評していた。その一方で俺は「さすが、キムタク。日本全国の女性を夢中にさせた華があるなあ」と感心していた。 2)妻は松たか子の容姿を絶賛していた。俺は「若い頃の顔は良く言えば自然悪く言えばアンバランスだ」と思っていた。いや、ちょっと待て、それから30年経っても美貌はそのままではないか。そのことに驚いた。 3)時代を感じる場面が多かった。例えば、初めて会った相手とホテルに行く、オフィス内で煙草を吹かす、社員旅行の宴会で女性コンパニオンが手配される、電光掲示板のメッセージサービス、公衆電話、携帯電話の形状。主人公が煙草を吹かすドラマは現代では制作できないだろう。 4)理子( 松たか子) が哲兵 ( 木村拓哉) からの電話を待っている描写が秀逸だった。時代の空気を表していたし、恋愛あるあるな場面が多くの視聴者の共感を得たはずだと想像する。 5)続きが気になって全話見てしまった。最後の方には営業部の面々や理子の家族に愛着が湧いてきた。特に理子の家族と実家は理子の育ちの良さを暗示させ、メンヘラ気味の理子の言動は都会の荒波に起因していることも示唆しているように見えた。 6)主題歌が良かった。藤原紀香はスタイル抜群で哲兵を誘惑するセクシーな役柄なのに色気を感じなかった。これは俺の好みの問題ではないと思う。 7)哲兵の兄が婚約者とヨリを戻したのは納得がいかない。婚約者は純粋であるが故に潔癖性で裏切りを許さない、哲兵に気持ちが自分も許さないという設定を貫いてほしかった。

出身はどこ?

 「出身はどこ?」と聞かれたとき、「長崎です」と答えることにしている。実家は長崎県大村市にあるので、噓を言っているわけではないが、「長崎市」の知名度にタダ乗りしているような後ろめたさは常々感じている。しかし、「大村市です」と言っても、県外の人には「?」を浮かべる事態がよくある。 一口に長崎県と言っても、市町村ごとに文化的背景はまるで異なる。長崎市では8月15日に爆竹をバンバン鳴らして精霊船を海に流すが、俺の感覚だと「中華文明の真似事をしているだけ」という冷めた見方になる。長崎市では「おくんち」という祭りを心の拠り所にしているみたいだが、俺の感覚だと「コッコデショと言われても、見たことないしな」という感じで何のシンパシーも湧かない。長崎市は被爆地ということで世界的に有名で、俺も平和教育を受けてきたからそれなりに共感できるが、直接の被爆地ではないので「長崎市の人とは感じ方が違うんだろうな」という思いが消えない。チャンポンや皿うどんには馴染んでいたが、しっぽく料理やトルコライスは名前だけ知っている程度だ。このように同じ長崎県でも大村市と長崎市は天地ほどの違いがある。 大村市の中でも違う。小学校の校区ごとに特徴があるし、言葉も微妙に違う。自衛隊の基地が複数個あって、流入流出する家庭も多いし、長崎市のベッドタウンとして定着しているので、文化的背景は均一化されている。とは言っても風景の違いはどうしようもない。 実家がある原口町にしても隣りと向かい以外は誰が住んでいるか全くわからない。そう考えると、故郷って想像していたよりはるかに狭い範囲に分布しているような気がしてきた。郡川や野岳を眺めて「故郷っていいな」と思うことはあっても、そこに住んでいるわけではないし、所有しているわけでもないし、身の安全が保障されるわけでもない。「いると安心できる場所は案外少ない」と考える今日この頃だ。

「陸王」を視聴した

 Netflix 配信のドラマ「陸王」全話を視聴した。老舗の足袋製造会社の四代目がマラソンシューズ制作を決意する。ドラマは四代目の奮闘と葛藤を描く。以下はその感想だ。 1)「シューズ制作ってそんな短期間でできないだろう」「試作品を作っただけで市場調査もしてないし、現実味がないな」「そんな財務状況で銀行が融資してくれるはずがない」「シルクレイの特許使用料はどうやって捻出したんだ?」などのツッコミ所が多い序盤だったが、中盤以降で役所広司が演じる四代目社長の成長物語の布石だったことがわかり納得した。いや、納得はしてないが、初期設定を認めた上でドラマを楽しもうと思うようになった。 2)そう思わせたのは役所広司の圧巻の演技力だ。序盤は意図的に上滑りに見える独白だったが、経営者としての肝が座った中盤以降はド迫力の啖呵を切っていた。融資をしてくれない銀行の一貫性も良かった。敵役のアトランティス社員を演じたピエール瀧と小藪千豊もいい味を出していた。シルクレイの特許を持つ飯山を演じる寺尾聡のセリフと演技も良かった。 3)終盤でシルクレイの製造器機が火災で使えなくなった時、「飯山は六千万円の特許使用料をもらっているんだから融資してやれよ」と思った。ツッコミ所も多いが見所も多いドラマだった。脚本家は八津弘幸、大河ドラマ「豊臣兄弟」の脚本家でもある。ただし「陸王」は池井戸潤の小説をドラマ化したものである。 4)長距離走者の茂木を演じた竹内涼真は本物のランナーのような筋肉の付き方だった。2017年くらいにテレビ放映されたドラマだから、人気が定着した後らしい。 追伸)OSM博士とHDH君とCHI博士が見舞いに来てくれた。ありがたいことである。