偉大な発明
今日の午後、歯科医師のKKS先生と助手のASYさんが来られた。前回の訪問の様子は以下を参照。 https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/06/blog-post_10.html KKS先生は前回の試作品を大幅に改善したものを持ってきた。それは呼び出しベルを歯の噛み合わせで鳴らす装置で、センサーを覆うカバーの部分は口に入れても無害な素材で作られていて、厚さを変えて数枚の付け替えが可能だ。 早速、試してみた。前回の試作品と比べて感度が上がっていて、口内での馴染みも良いし、乾電池も単三で交換しやすく、音量も調整されていた。何より、「このままでも十分使える!」と確信できるほどの完成度だった。最初は寝た状態で試していたが、座った状態でも可能かを確かめたいと思い、妻に頼んで座らせてもらった。それでも滞りなく呼び出し音が鳴った。それまで先生がセンサーの出し入れをしてくれたのだが、妻がその役割が担えるかと不安になった。文字盤で「入れて」と妻に伝えると、妻は水道でセンサーを洗って自分の口にセンサーを入れ始めた。「違う、違う。そうじゃない」と言いたかったが、座っている状態ではアヒルが押せないし、歯ぎしりの調子が悪いため怪訝な表情を浮かべるしかなかった。さすがにその場の誰かが気付いてくれて誤解が解けた。妻もやってみて、どのくらい深くセンサーを挿入すれば音が鳴り外れにくいのかに関する知見が得られた。その様子を見ていた助手の方も嬉しそうな表情を浮かべていた。 妻が「夫が冗談めかしてブログに書いたことを本気にしてまさか本当に作ってくれるとは!」と言っていたが、本当にそう思うし、「損得抜きで楽しみながらやってしまうのは学者と相通ずるものがある」と思ったし、「こんな身近にすごい人がいるもんだ」と思った。冗談抜きでこの発明で救われる人は大勢いると思う。学会とかで発表して、全世界のALS患者に希望の光を与えてほしい。 「次に来るときは更なる改良を施す」と先生は言うが、「もう完成してますよ。今夜から使うつもりでいます」と反論したい。