ディープフェイクの時代ヘの備え
昨晩放送された「NHKスペシャル、創られた真実、ディープフェイクの時代」は見ごたえがあった。ディープフェイクとは生成AIを用いて作成された偽動画のことで、ドラマ仕立てで近未来に頻発するであろう生成AIの可能性と課題を紹介していた。以下はその感想である。
1)主人公と悪役の演技が素晴らしかった。特に悪役のセリフが良かった。やっぱり脚本だな。
2)保険会社の顧客名簿を管理する職員が上司3人とのリモート会議に出席して、上司の命令に従い顧客名簿ファイルを上司との共有フォルダに転送する。しかし、リモート会議での上司たちは悪役が操るアバターで、ならず者同士で売買が行われるダークウェブに顧客名簿が流出する。この描写はディープフェイクの課題を俺のような素人にもわかりやすく伝えていると思った。
3)近い将来、オレオレ詐欺の手口も巧妙化すると思った。自分の子供がテレビ電話に出てきて「お金を振り込んで」と言ってきたら、信じてしまうだろう。
4)死人のアバターがチャットを重ねることで学習して遺族との話相手になるという近未来予想には説得力があった。生前のデータを揃えれば本人より本人らしいアバターができそうだ。
5)未成年を性の対象にするディープフェイクは全世界的に取り締まるべきだと思った。SNSに自分の写真を上げただけで、悪意を持つ者がディープフェイクの動画を作り、それが全世界にばらまかれるとか恐ろしすぎる。
追伸)通っていた教会の牧師先生御一行が家族礼拝をしに訪問してくれた。ありがたいことである。
AI seem to be both helpful and dangerous. We should try to find a way to avoid the side effects of AI.
返信削除