視聴できないスポーツイベント
先週末はワールドシリーズ、日本シリーズ、ルヴァンカップ決勝、王座戦第五局、ブリーダーズカップ、Rizin 神戸大会、NBA、などのスポーツイベントがあった。順番にそれらの感想を述べる。
三勝三敗で最終戦を迎えた両チーム、この試合の勝敗によって天国と地獄が分かれるスポーツの魅力と残酷さが詰まった真剣勝負、日本人選手三人を擁するドジャースを応援していたが、テレビ視聴するためには二千円払う必要がある。日曜日の午前9時からの中継で、11時からはオンライン礼拝が始まる。「負け試合を視聴するのは嫌だなあ。山本は前日投げたばかりだし、先発投手がブルージェイズの強力打線に打ち込まれてボロ負けしそうだし、途中でチャンネル変えなきゃいけないしなあ」と思って、視聴しなかった。試合結果をニュースで見てビックリ、大谷が先発して三点取られて、奇跡的に追いつき、九回から登坂した山本がゼロに抑え勝利投手になるという、漫画でも出てこない白熱した試合だった。ドジャースが勝って嬉しいけど俺自身は賭けに負けた気分だった。ロバーツ監督はレギュラーシーズンでは投手崩壊で連敗が続き無策ぶりが批判されたが、プレイオフシリーズでは勝負処での的確な采配が光り、チームをワールドシリーズ連覇という偉業に導く名将となった。
柳田、近藤、周東が怪我で戦列を離れるも、若手が育ち年俸総額に見合った成績に帳尻を合わせてきたホークス、藤川新監督の指導の下セ・リーグで独走優勝を飾ったタイガース、両チームの戦いはホークスが制した。残念ながら、この日本シリーズも視聴できなかった。
ルヴァンカップ決勝も視聴できなかった。ニュースで得点シーンだけ見たが、あれだけ勢いのあるロングスローは初めてだし、衝撃だった。コーナーキックより精度が高いし、脅威を与えているように見えた。長身選手が多い北欧の代表チームがワールドカップでロングスローを多用したら、ルール変更になるくらいのインパクトを残しそうだ。
将棋の王座戦五番勝負の第五局、藤井と伊藤の同学年対決を制したのは伊藤、藤井は王座陥落で六冠となり、伊藤は二冠となった。藤井が八冠独占していた頃は「藤井が勝つのが当たり前」という感じで、他の棋士の存在感が薄かったが、今回の結果は藤井の偉業を浮き上がらせると共にライバルの登場を世間に知らしめるという意味で将棋界にとっての朗報だと思う。
世界が注目する競馬の舞台で日本の馬が優勝したらしい。飛行機の貨物室のコンテナの10時間閉じ込められていた馬の気持ちを想像すると泣けてきた。
ペイパービューでRizin 神戸大会を視聴した。ちなみにRizin とは日本の総合格闘技団体の一つである。メインイベントの秋元と萩原の試合は当たりだった。第一ラウンドは被弾を恐れない打ち合いで、両者の鼻が曲がり出血するという展開に早くも痺れた。いくら競技化したと言っても、格闘技の原点は闘争本能に訴える殴り合いだ。判定で勝つために距離を置いて打ち合わず膠着する展開が多い試合は外れとみなされる。第二ラウンドは秋元が寝技に持ち込み、上になった体勢で拳を振り降ろしレフリーストップとなった。わずか19歳で観客の心を掴み完全決着で相手を葬り去った秋元には呆れるしかない。
レイカーズの八村が活躍している。昨シーズンも活躍がNHKのニュースで伝えられていたが、一試合を通して見ると、チームで作ったワイドオープンのシュートを外すことが多く、「チームへの貢献度は高いとは言えないな」と思っていた。その一方で、「あの場所に立っていること自体がとんでもなく凄いことだ。高望みするのはやめよう」と思っていた。しかし、今シーズンはスタッツだけ見ると明らかに違う。先日は28点を記録した。彼の試合を見てからその評価を確定しようと思う。
あの後世に語り継がれるメジャーリーグ最高峰の試合を観ていないとは。
返信削除俺は仕事たったけどお客さんの家とアマゾンプライムでみたよ。
ディス・イズ・ベースボールやった
奥さんはご飯も食べずに全部みてたそうな