土曜日は半ドン
俺が大学の教養部にいた頃、土曜日の午前は体育の講義があった。その当時は週休一日制で、土曜日は半ドンで終わるのが一般的だった。週休二日制が定着したのはその直後だったと記憶している。 小学生のとき、土曜日の午後が自由に使えるというのは非常に魅力的だった。家で昼飯を食べて「欽ドコ」を見ながら休んでもいいし、友達と自転車で遠出してもよいし、遊び疲れても次の日は日曜日だからぐっすり眠れる。土曜日は午前のためだけに学校に行かなきゃいけない日というよりはむしろ半日遊べるポジティブでプレミアムな意味合いを持つ曜日だった。 中学生以降は部活の練習のために土曜日の印象が変わってくる。特に高校生のときは部活の方が消耗するし、日曜の朝も練習があったので休みがなかった。 現在の週休二日制は画期的だと思う。もしかしたら週休三日制が定着する日が来るかもしれない。副業や学び直しの時間に活用するのには良いのかもしれないし、家庭や趣味の時間も増えるし、生産量の低下などの欠点ばかりではなさそうだ。ただし、運輸、介護、建設、観光の人手不足は加速しそうだ。いっそのこと、週休三日制にして、副業で人手不足の分野の仕事を義務付けるのはどうだろうか?義務と言うと職業選択の自由が損なわれそうな感じがするから奨励するってことにしておこう。