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時の流れ

 一昨日の土曜日、外出した。長男は朝早くから出掛けた。長女も受験が近いので同伴できない。このようなとき次男が駆り出される。妻が次男に「土曜日に友達と遊ぶ予定があるの?」と聞くと、俺との外出には男手が必要と考え新たな予定を作らないところが次男の優しいところだ。暇そうにしている三男は寝巻きのままで一向に外出の準備をしようとしない。次男が「せっかくお父さんが外出するのに行かないつもりか?」と詰めても三男は動かない。親と一緒にいるのを友達に見られたくないと考える年齢だもんな。少々の寂しさを感じながら妻と次男と共に家を出た。 いつものコースは安心感があるのだが、今回に限っては冒険心が偉大なるマンネリズムを凌駕した。次男を視聴で呼び止めて「はんしん」と文字盤で伝えると、ハンシンアパート方面に向かうことになった。久しぶりに昼間に六車線の産業道路を反対向きに歩いた。すると、今まで見たことがなかった高層アパートが道路の向こう側に見えた。五階建ての大規模量販店が取り壊されて更地になっている。中古車販売店が焼肉屋になっている。8年間の時の流れとその間の街並みの変化を感じた。 横道に入り、ハンシンアパートの敷地に入る。遊び場では子供たちが半袖のTシャツではしゃぎ回っている。布団と毛布をかけて外出したので気付かなかったが、外は暖かく、陽だまりでは暑いと感じるほどだった。地上を走る地下鉄の路線の下に川が流れている。その両岸は整備されて憩の場として活用されている。この日は祝祭期間でバンド演奏などのイベントが開催されていた。健康だった時は30mダッシュを繰り返した場所だ。ここでも変化があった。自転車道と同じ幅だった歩道が三倍ほどに拡張されている。川の魚が増えている。すすきの植え込みが川沿いに整備されている。車椅子でも対岸に行けるようにアーチ型の橋が増設されている。 この調子なら地下鉄にも乗れそうだ。せっかくの休日に時間を割いてくれた妻と次男に感謝したい。