北中米ワールドカップを総括してみた
北中米ワールドカップを総括してみた。
1)テロ、サポーターの衝突、群集事故による死傷者は皆無だった。俺が知らないだけで本当は犠牲者がいたのかもしれないが、マスコミが大々的に報道するような事件は起きなかった。当たり前のことと思いがちだが、開催国は「ワールドカップが安全に運営された」という事実を誇っていいし、マスコミもその事実をポジティブに報道して開催国への感謝を伝えるべきだと思う。そのことに比べたらトランプ大統領の表彰台問題など取るに足らないことに思えてしまう。
2)東西に長い地形を生かして多様な時間帯での試合が組まれ、出場国拡大に伴う試合数の増加に対応していた。自国の試合と放送時間が生活リズムに適合する他国の試合を視聴していたので、俺にとっては出場国拡大は気にならなかった。グループリーグは確かに緩くなったような気がする。日本も28ケ国から32ケ国に拡大した恩恵で初出場を果たした。それが契機になってサッカー人気が定着した。このようにサッカーの全世界的普及という観点から出場国拡大の流れは続きそうだ。サッカーはワールドカップ常連国が所有物ではないのだ。
3)48分の試合時間を3時間に拡大して魅せるNBAに慣れている俺には給水タイムの導入などの商業化は些細なことだ。ハーフタイムのCMは見てない人が多いが、給水タイムの1分間に席を立つ人は少ないと思う。その分宣伝効果は大きくなり、スポンサー料も高騰する。伝統を守る立場の人は給水タイムを非難するが、俺はこの程度なら我慢できる。もうすでにサッカーは商業化されているし、今更、20世紀の時代には戻れないし、FIFAのせいにして各国リーグでも給水タイムが導入されると予想する。
4)VARの導入は「ユニフォームを引っ張る、PA内でワザと転倒する」等の審判を欺くプレイを減少させたし、誤審も減ったと思う。しかし、今大会でも見られたように「どの場面まで遡ってVARを適用するのか?」や「いつVARが発動するのか?」が曖昧だった。
5)FIFA会長は「それはちょっと受け入れられないし、あなたの名声にも傷が付く」と断ることもできただろうに、何かの弱味を握られていたのか脅されていたのか開催国大統領の頼みを聞く見返りがあったのか定かではないが、出場停止の選手を出場できるように計らって物議を醸した。両者が現職を引退してからあの時の真実を語ってほしい。
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