1分小説 11.5)NHKで7月23日20時15分から放送
NHKの「編成王川島」で「1分小説バトル」の単独SPが7月23日に放送されると告知された。
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-121W19R7QJ
今まで1分小説シリーズを本欄に投稿してきたが、この新番組が人気を博し文学の一分野を開拓するうねりとなることを願っている。ここはプロデューサーになったつもりで「1分小説バトル」の運営方法を提案してみる。
初回のインパクトが最も重要だ。俺狭間の戦いが織田信長の天下取りの魁となったように、初回のインパクトが最も重要、というか、全てと言っても過言ではない。それは視聴率ではなく、ヤフーニュースやSNSで話題になることが目標になる。Breaking Down の面白さは「イキがった不良が格闘家に身の程を知らされたり、番狂わせで格闘家が不良にKOされたりする」勝負論とお互いの生き様がぶつかる物語性にある。ここで提案したいのは「プライドが高そうな東大生と小説を書いているようなお笑い芸人の対決」だ。仕込みの段階で、「芸人風情に負けるわけないでしょ」という煽り文句を言わせて、芸人は「経験の差を思い知ることになる」と言って、余裕を見せる。二人のキャラが確立されたら、衆人監視の下で1分小説を書いてもらう。審査方法は、客観審査の結果を踏まえて4人のゲスト審査員の主観判定と視聴者投票の1票の合計で雌雄を決する。なお、客観審査は三段階から成り、校正のプロによる誤字脱字と文法チェック、小説の設定の矛盾点の洗い出し、有名作家2名による「作者等の事前情報を一切与えなず、優勢の度合いを百分率で表示する」ブラインド審査を基調とする同一声優による朗読を経て、主観判定を生中継で行えば視聴者投票も可能だ。勝負を決した後の悲喜こもごもと審査員のコメントを放送する。
対戦形式は様々で、「紙と筆記用具だけで、辞書や電子機器の使用が禁止される」ベアナックルルールや「AIの使用も二次創作も認める」何でも有りルールなど、対戦する二人の事情に合わせたルールでやればいい。ベアナックルルールは国語の基礎能力が露わになるので、客観審査でボロボロになることもあるだろう。そんな世代間の国語力の違いが見える対戦も話題になるだろう。東大対京大、早稲田対慶応、関東対関西、小学生対決、プロの作家対決、句会のように5名の参加者が自分の作品以外に優と良をつけて批評する形式、レベルの高低に関わらず判定や批評の楽しみを強調すれば、番組の成功だけでなく「1分小説」という新たな文学の創造に繋がると思う。
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