日本対オランダ
北中米ワールドカップの日本対オランダの試合を観戦した。その前日、妻に「4時50分にアラームをセットして」等の協力をお願いするメッセージを送った。ありがたいことに妻は一緒に観戦することを申し出た。ちなみに妻はスポーツに全く興味がない。妻の申し出は「眠りに落ちて俺からのSOSを聞き逃すことはあってはならない」という配慮に依るものだ。試合開始時間になると、何も知らせてなかったのにも関わらず次男がやって来てテレビを見始めた。それを確認した妻は再び眠りについた。海外組が出場する日本代表の試合の生中継を視聴するのはアジアカップのイラン戦以来だ。以下はその感想だ。
1)遠藤に替わって新キャプテンになった板倉が先発メンバーでない理由が気になった。守備の最終ラインはスリーバックで、左から伊藤、谷口、渡辺が並ぶ。富安が先発メンバーでない理由も気になった。ボランチは佐野と鎌田、「森保監督、強気だな」と思った。オランダはガクポを中心に攻撃を組み立てる。オランダ人は背が高い。ゴール前にクロスが上がるとひやひやする。日本は遅攻でもパスワークでチャンスを作っていた。両チームの攻撃の特色が出ている噛み合う試合で、見ていて楽しく時間が過ぎるのが早かった。
2)後半になって、オランダのギアが上がったように感じた。日本は守備に追われて攻撃に移れない。オランダの先制点はそれまで耐えてきたスリーバックの自信を粉々に砕く一撃だった。と思っていたのは俺だけで、当の選手たちはそうではなかったようだ。中村の見事な股抜きシュートで同点に追いつく。「それならこちらも」という声が聞こえてきそうなミドルシュートを食らって、勝ち越された。「このまま格の違いを見せつけられて終わるのか」と諦めの境地に突入していたが、オランダはボール保持を日本に渡し守り切る作戦に出る。交替で入った伊東が攻撃を活性化して「もしかしたら」という雰囲気が漂い始める。そのまま点が取れずに敗戦というのは日韓ワールドカップのトルコ戦以来何度も経験してきた。仮にここで負けてもその経験が一個増えるだけだ。伊東がコーナーキックを蹴ってもオランダの高さに跳ね返されるだけだと思っていたら、カープがかかった弾道はオレンジの壁をかすめ小川の頭にクリーンヒットした。
3)またしても森保采配大当たり。その一方でオランダのクーマン監督は守備一辺倒になったことを批判されるだろう。オールドファンとしては、あの美しく機能的サッカーを標榜し、アメリカワールドカップのブラジル戦を始めとする数々の名場面と名勝負に関わってきたオランダとワールドカップで引き分けなんて夢としか思えないというのが本音だ。次戦がチュニジアというのも幸運だ。しっかり勝って決勝トーナメントに駒を進めてほしい。
4)久保の負傷の具合が気になる。佐野と伊東が良かった。
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