前歯と奥歯
今日の午後、歯科医師のKKS先生と助手のASYさんが来られた。前回の訪問の様子は以下を参照。
https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/03/blog-post_11.html
KKS先生は開口一番「試作品を作ってみたよ」と言った。それは歯ぎしりで警告音が出るセンサーだ。「まさか本当に作ってくるなんて!」と大いに驚いた。KKS先生は「歯ぎしりは右の奥歯でするの?」と尋ねた。俺は「前歯です」と妻を介して答えた。KKS先生は「奥歯でしか実験してなかったけど前歯でもうまくいくかもしれない」と言って、前歯での試行錯誤が始まった。俺は「歯ぎしりは前歯だけど、奥歯で試行錯誤すればいいのに」と思っていたが、そのことを表現する術がなかった。
前歯にセンサーを当て噛んでみても、音は鳴らない。どうやら接地面積が小さいのが原因らしい。何度やっても失敗続きだったので、とうとう奥歯での実験が始まった。
奥歯での一回目の実験で「ブー」という音が出た。しかも、普段の噛み合わせで偶然歯がぶつかっても音は出ず、意志を込めて噛み締めた時だけ音が出るような絶妙な匙加減に調整されていた。俺は「これを作った人は天才だ。今すぐ使えるほどだ」と思った。KKS先生はセンサーを覆うビニールカバーの耐久性を言及し、改善の余地を訴えた。
俺は「そうなのだ。突然、音が鳴らなくなる状況を考えたら怖くて使えたものではない。医療工業製品を開発する作業は一朝一夕にできるものではなく、その背後には膨大な試行錯誤と実験が潜んでいるんだ」と思った。そして無償のボランティアで時間を費やしているKKS先生に敬意と感謝が湧いてきた。
追伸)その後、看護師のJKJさんと物理療法士のKSHさんが来られた。血圧測定が終わると妻は二人にレモネードを振る舞い、JKJさんは別室で妻と相談、KSHさんは寝室で俺の四肢を施術、という状況になった。KSHさんは「昔、ボクシングをやっていた」などの身の上を話し、俺に「何か運動やってた?」と尋ね、まばたきで「うん」としか言えない俺に「ボクシング、剣道、…、…」と聞いてくれたが、最後まで柔道は出てこなかった。来週も来られるそうだから、ボクシングの話を詳しく教えてもらいたい。
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