酒類概論

朝ドラ「マッサン」の再放送を見ていたら、以前に飲んでいたウィスキーの香りと味わいが蘇ってきた。アイスピックで砕いた氷の破片をグラスに入れ、その上からボトルを傾けると琥珀色の液体が流れ出し、氷と触れるとパチという音が鳴る。氷が溶けてまろやかな味に生まれ変わる様は心象風景そのもので、未成年には禁止されている飲酒の罪悪感を和らげる役割を果たす。ちなみに韓国のキリスト教徒は飲酒を禁じられているので、「以前」というのは「俺が教会に通うようになる前」という意味だ。

「ちょっと待ってくれ。キリストも葡萄酒を飲んでいるではないか。なんで韓国では禁止なの?」という疑問が生じる方もいるだろう。俺もよくわからないのだが、それは「もし飲酒が容認されたら教会内の秩序を保つことが困難になる」という自制が作用しての取り決めのようだ。ただし、教会外のコミュニティでは飲酒しても教会内では飲酒の話は一切しないという使い分けをしている人もいる。

九州という土地柄、貧乏学生には美味い日本酒を飲む機会に恵まれなかった。二日酔いになりにくい、尚且つ財布にも優しい焼酎が専らだった。もちろん、「最初はビール」で、どんな食事にも合い、炭酸がのどを刺激し、乾杯しやすく、気分もアガるビールは俺の飲酒量の9割を占める存在だ。しかし、味が好きと言うよりは「皆が飲むから飲む」という雰囲気が好きだった。焼酎は「キリッとした味わいが好き」だとは思ってはいてもビールと同様に雰囲気先行は否めない。日本酒は大吟醸の冷酒は格別の美味しさだと思うが、あまりにもサンプル数が少ないので批評できない。ワインも同様で、ヨーロッパでワインを飲んだ時はその雰囲気に酔い、大いにかぶれたが、日韓では食事との兼ね合いでワインを飲む機会はほとんどなかった。

総合的に見て、香りも味も好みなのはウィスキーのような気がする。しかし、ブランデーとの違いもよくわからないしなあ。

コメント

このブログの人気の投稿

同級生、来たる

32年の時を経て

まだ六割残っている!