もしも旅行に行けたなら (3)

本欄は「もしも旅行に行けたなら(1),(2)」の続きである。

https://hirasakajuku.blogspot.com/2025/02/2.html

釜山旅行の最終日の観光プランを考えてみた。提案したいのは孤独のグルメごっこだ。二人一組に分かれて、釜山駅周辺を散策して、ここぞと思う店に入り大食いする。後に合流してその店での体験を披露し合えば家族の結束も深まるだろう。いざとなったらスマホで呼び出せばいいし、翻訳ソフトを活用すれば注文もできるだろう。ただしチェックアウトした後大きな荷物はホテルに預けておくこと。韓国の治安は日本並みだし、あちこちに防犯カメラが設置されているので犯罪に巻き込まれることはないと思うが、弟家族にとっては外国である以上、最低限の備え、すなわち、旅行者に見えない工夫が必要だ。

以下はお勧めの韓国料理だ。

1)タッカルビ(鶏カルビ)。冬の寒い日に歩き回り冷え切った体を温めるにはうってつけ。真っ赤なタレを纏った鶏肉、キャベツ、トッポギが鉄板の上で加熱されていく様子を見ていると気分が高揚する。十分に火が通る頃にはあれだけ大量にあった材料が小さくなる。その凝縮された旨みを楽しむのがタッカルビの本質だ。個人的にチーズをトッピングするのは邪道だと思う。

2)デジグッパプ(豚骨リゾット)。白濁した豚骨スープにご飯を浸して食べる。豚骨ラーメンが好きな人は十中八九ハマる料理。各店舗ごとに微妙に味付けが異なる。ファンキーと形容したくなる空腹時にガーッとかき入れるソウルフード。

3)サムゲタン(参鶏湯)。東来区役所近くの専門店が有名。ニンニクが利いたスープと柔らかく煮込んだ一匹分の鶏を味わうのは贅沢の極み。高麗人参も入っている。


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