土曜日の夜のドラマ
NHKの特集ドラマ「有罪、AIは告げた」を視聴した。長女の推しの俳優が出演すると聞いていたので、「長女は仮面ライダーと戦隊モノオタク」「推しの俳優も仮面ライダーか戦隊モノのヒーローだろう」という連想から勝手に「そのドラマもおちゃらけたヒーローモノ」と思っていた。開始時間は土曜日の23時30分、イングランドFAカップ決勝と重なる時間帯だ。しかし、一人でサッカーの試合を視聴することは妻に夜更かしを強いることを意味するので、あまり気が進まない。それなら、「長女と一緒にドラマを視聴すると、長女も喜ぶし、その姿を見ると俺も嬉しい」という思考から、「サッカーよりドラマ」という結論に至った。
ドラマの内容は、父親を殺した18歳の青年への量刑を巡る裁判が縦軸で、「あくまで参考にするだけ」という前提で使用しているAIの判決に対する裁判官たちの葛藤が横軸になっている。実現可能な技術でファンタジー要素がゼロという設定が非常に良かったし、裁判官の負担を軽減するために、その裁判官の過去の判決文をAIが分析して判決文を作成するという近未来を暗示していた。以下はyoutube の動画で、日本の民事裁判のデジタル化に伴う今後の司法の在り方を議論している。
https://www.youtube.com/watch?v=F0Qgtqdga_c
過去の判例をデータベース化して公開したら、弁護士や検事や裁判官の仕事が楽になるだろう。その一方で、既存のAIに判例データを読み込ませて顧客が弁護士相談料金を節約することになるし、判決に対する世間の風当たりも強くなるだろう。上の動画で「日本は周回遅れ」と言われている理由がわかるような気がしてきた。
刑事裁判において、「裁判官は提出された証拠や証言から客観的な判決を下す」という印象を抱いていたが、このドラマを見て「間違っているかもしれない証拠や証言から裁判官の主観や偏見で判決が下される。それは神ではない人間のやることだから当然と言えば当然か」と思うようになった。
長女の「面白かったね」という言葉を聞いてから長男と次男に寝る体勢を作ってもらって就寝した。三男は別室で、妻は傍らのベッドで熟睡していた。
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