大村はストロー!?
故郷である長崎県大村市は空港、新幹線駅、高速道路のICを有する。特に空港は大村湾上の島に建設されていて、市内からのアクセスも良く、騒音問題とは無縁で、充実した国内線のみならず韓国や中国への国際線も就航している。つまり国内外からの空路で来る観光客は皆大村市に立ち寄るということだ。ところが、観光客のほとんどは長崎市内のホテルかハウステンボスに宿泊する。大村市はそれらの地点に伸びるストローの役割を果たすだけで、甘い汁を飲む立場ではない。このことは生活者である大村市民にとっては「観光客が殺到して不便になるのはごめんだ」と気にも留めないだろう。その一方で、海外からの富裕層の受け皿が大村にないというのはもったいないと思う。例えば、貸切バスで移動する観光客が立ち寄って食事をしたり土産を買ったりする施設があれば少なからぬ経済効果が期待できる。
そこで提案したいのが三彩の里周辺地域の再開発だ。三彩の里は元々陶磁器の制作と販売を行う施設で、障害者の就労支援のために創設された。立地は大村ICから車で5分の位置にある。近年はベーカリー、カフェ・レストランが建設され、知る人ぞ知る存在になっている。注目してほしいのは立地だ。高速道路から降りて飛行機の出発時間までの暇を潰そうと思ったら、渋滞の恐れがある場所には行きずらいだろう。すると、市内中心部は除外される。三彩の里は立地も良く、駐車場も広いし、必要とあらば拡張可能である。このようにハード面では申し分ないのだが、ソフト面の「何が何でも立ち寄りたい」という求心力を有するまでには至っていない。
そこで提案したいのが養鶏場の設置と大村愛が強い料理人の発掘もしくは育成だ。その養鶏場はレストランで提供する最高水準の品質を誇る鶏肉と鶏卵を少量生産することを目的に運営される。その最高品質の肉と卵を名のある山奥のレストランで修行を積んだ料理人が調理する。一流シェフが見つからない場合でも、卵かけご飯とかポーチドエッグとかを前面に出していけば黒字経営できるのではなかろうか。そのレストランで三彩の里制作の器を用いてブランド化すれば相乗効果で陶磁器の売上げの伸びるのではなかろうか。
大村にはまだまだ使っていない筋肉があるはずと思い夢想してみた。
これを公約に当選する人が出てくればいいけど
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