色弱テスト

 NHKのドラマ「True Colors」の主人公は世界的な写真家として活躍していたが、錐ジストロフィーという目の病気にかかり、それまでの仕事を放棄せざるを得ない状況に陥った。その主人公は生まれつき色弱なのだが、かく言う俺も色弱だ。


小学生だった時、小さなマルの模様の色弱テストを受けた記憶が蘇った。先生が「なんて書いてあるの?」と聞くのだが、俺はその質問の意味がわからず沈黙するだけだった。親からも「あんたは普通と違うけん服ば選ぶときは注意せんば」と言われていた。敢えて方言を使ったのには理由がある。傷心の主人公は故郷の天草に帰省するのだが、毎熊克哉が演じる主人公の幼馴染の話す九州弁があまりにも自然で驚くほどだったからだ。彼は広島出身なのだが、「努力だけであれだけ長い会話を違和感なく話せるのか。やっぱり俳優ってすごいなあ」と思った。


色弱であることは俺の人生に微妙な影響をもたらした。適性検査で「顕微鏡や望遠鏡を使う仕事は避けた方が良い」というコメントが返ってきたし、「それなら自然科学分野では数学しかないな。数学、好きだし、志望学科にしようかな」という結論に至った。俺の場合はたまたま色弱と数学が結びついたが、声を大にして言いたいことは「色弱であっても顕微鏡や望遠鏡を見る仕事はできるし諦める必要は1ミリもない」ということだ。


このドラマの結末は知らないが、色弱者の応援歌として最終回まで見届けるつもりだ。



追伸)昨晩は非常に寒かった。布団を重ね床暖房を最高にして就寝した。夜中に暑すぎるということで、布団は一枚にして床暖房を中レベルに落とした。今度は寒さで目が覚めた。なんと寝室の窓が開いていて冷気が入り込んでいた。窓際で寝ていた三男は容疑を否認している。

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九州の女