将棋放浪記の勧め

俺は毎日のように将棋の勉強をしている。実際に対局するのは物理的に不可能だ。それではインターネット対局をすればいいと思いがちだが話はそう単純ではない。ネット上で駒を動かすとき、動かしたい駒をクリックして動かしたい位置をクリックすることになる。この一連の動作を俺のパソコンに搭載された視線入力で実行すると30秒以上の時間がかかる。しかも次の一手を考えようと画面上の盤面を見つめると視線入力が作動してしまい画面中央に見つめた部分の拡大が広がって思考が中断される。ネット対局の持ち時間は様々だが、30分の持ち時間であってもその大半が駒の移動に費やされるので圧倒的に不利なのだ。要するに今の視線入力装置はネットゲームとの相性が非常に悪いということだ。


では、どうやって勉強しているかというと、次のYouTubeチャンネルを視聴している。

https://www.youtube.com/@shogihoroki


このチャンネルのタイトルは「将棋放浪記」で、プロ棋士である藤森哲也五段が将棋ウォーズという将棋対戦サイトで無作為に選ばれた相手と対局する仕様となっている。しかも、対局の最中に詳細な解説が入る。プロ棋士の将棋の見方を知れるだけでもありがたいのだが、藤森ワールドというべき遊び心満載の抱腹絶倒解説は聞いているだけで勉強になるし、飽きさせない。


藤森五段も「視聴するだけで初段になる」ことを目標に掲げていて、俺の場合は序盤の力が格段に上がったのと中盤以降の意識改革も図れた。惜しむらくは上昇した実力を試す場がないことだ。


コメント

このブログの人気の投稿

まだ六割残っている!

取説(コメント投稿に関する注意書き)

九州の女