命の価値
1月19日から6週間の停戦合意がイスラエルとハマスによって結ばれた。この期間に人質とイスラエルに収監されているパレスチナ人の解放が段階的に行われるそうだ。釈然としない何かが心の中で渦巻いている。
先ず、ハマスはガザ地区を実効支配しているが、パレスチナ人の民意を代表しているわけではないということだ。2006年に選挙で躍進して政権を取ったハマスだが、その後民意を問う総選挙は実施されてないそうだ。つまり、イスラエルに先制攻撃を仕掛けたハマスに対する報復がパレスチナ人全員に向けられているのだ。
次に、あれだけ空爆と地上侵攻を繰り返しても未だに人質の収容場所が特定できないことに疑問を感じる。諜報員とか捕虜に自白させるとかモサドならお手のものだと思うのだが。
最後に200人の人質は戻って来るかもしれないが、殺された四万六千人は永久に戻って来ないということだ。ガザ地区に住むパレスチナ人は二重の意味で人質になっている。命の価値は同じはずなのに、現実にはこれだけの開きがあるのだ。
追伸)CJR教授が見舞いに来てくれた。ありがたいことである。
いつも拝見しています。昔の話題、特に芸能、格闘技系の話題が大好きです。政治経済地理理数系の話題は大変興味深いです。昔、優しくしてくれてありがとう。幸せ祈っています。
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