「豊臣兄弟」第四回を視聴した

 NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟」第四回を視聴した。以下はその感想だ。

1)第一回の感想は

https://hirasakajuku.blogspot.com/2026/01/blog-post_5.html

俺のドラマ批評にしては珍しく絶賛のコメントが並んでいる。しかし、第二回は面白くなかった。その理由は現実性の欠如だ。野盗から村を守るために自警団が形成されているが、この自警団が弱い上に時間稼ぎも助けを求める伝令を走らせることもしない。そのうち別の野盗が現れ村人は殺害される。戦国の世の不条理を描きたかったのだろうが、俺は顔見知りであるはずの村人が殺されても他人事の主人公とその家族の態度に違和感を覚えた。第三回がその調子だったら脱落を検討しようと思っていたが、幸いにその内容はまずまずの出来だった。織田信長が「たとえ負けるとわかっていても戦って死ぬのが武士だ」みたいなことを言っていたが、「それでは家来はついてこないだろう」という違和感は第四回で伏線として回収される。

2)桶狭間の戦いと父の敵討ちという二つのテーマが同時に回収された爽快感があった。先ず、桶狭間の戦いとはその当時は弱小武将だった織田信長が広大な領土と十倍もの戦力差を誇る今川義元に奇跡の勝利を収めた戦いだ。その奇跡が実は必然だった要因を劇中に自然に忍ばせたのが良かった。敵討ちは未遂に終わる。敵役の俳優の演技が素晴らしかった。欲を言えば、戦場での無駄口は謹んでほしかった。

3)織田信長が桶狭間の戦いの後に床の上に大の字になって「勝った、勝った」と繰り返す姿が良かった。そんなことはしなさそうな鉄面皮の信長が喜びを表すことで勝利の大きさと負けたときの覚悟が読み取れた。

4)豊臣兄弟が戦いを終えて浅野家を訪問した場面が良かった。これから戦がインフレになり、命をかけて戦っていることが薄れてくるだろう。そんなときの女性陣の過剰なまでの心配と歓待は戦の過酷さを伝える役割を果たすだろう。

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