実家に間接帰省

 7月29日から8月4日の日程で大村の実家に滞在することになった。もちろん、俺ではなく、長男、次男、三男の三人組のことだ。

計画していた大阪旅行は猛暑が予想されるために中止になった。今回の旅行の目的の一つが三男に家族旅行と5年半ぶりの大村訪問を経験させることだ。俺がALSを発症して家族全員の一泊旅行が困難になったのが2019年、三男が幼稚園児だった頃だ。それから現在まで上の三人が経験してきた家族旅行を一切経験しないまま現在に至っている。とは言え、三男は友達の家族旅行について行ったことはある。そのときの動画が送られてきたのだが、三男が何の変てつもないベッドやバルコニーを目にした瞬間、大はしゃぎして興奮している様子の映像を見て複雑な気持ちになった。今回の旅行も真の意味での家族旅行ではないけれど、気心の知れた三兄弟で旅行を楽しんでほしいと思う。

猛暑なのは大村も同じだろうし、頼みの市民プールも去年閉鎖してしまったし、海水浴場や黒木渓谷などは水難事故を恐れる妻が猛反対するだろうから行けないし、自転車で遠出するのも日射病や交通事故が心配になるし、行動が何かと制限される。そこで提案したいのが家族麻雀だ。俺の母は麻雀が趣味で近所の方々と家庭麻雀を楽しんでいる。長男と次男はリーチの掛け方はわかるというレベルだ。三男は全く知らないし、興味自体がない。こんなときは「健康だったら三男を胡座の上に乗せアイパッドにインストールした麻雀ソフトを三男が操作するのを後ろから指南できたのになあ」と思ってしまう。この家族麻雀を成功に導くためには三兄弟のレベルアップが不可欠だ。まだ2週間残っているので不屈の精神で精進してほしい。

母は孫が会いに来るということで俺の弟家族を巻き込んでの温泉旅行を企画していた。しかし、弟夫婦は共働きで平日は厳しいということで中止になった。母は運転はできるが、見知らぬ道は不安で運転したがらない。俺は考えた。武雄温泉なら新幹線も止まるし、脚に問題を抱える母の負担も少ないのではなかろうか。日曜日チェックインであることが幸いして予約は取れた。武雄から博多駅まで特急が出ているのでホテルで朝食を摂ってからでも飛行機の搭乗時間の2時間前には福岡空港に着くことができる。話はとんとん拍子に進み、母と三兄弟の一泊二日温泉旅行が実現する運びだ。長男と次男には三男がはしゃぐ様子や佐賀牛しゃぶしゃぶを食べたときの反応を撮影してきてほしい。



コメント

  1. 三男がまた大村行きたいと思うことを願っています

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