少子化対策ドラマ

 日本の昨年度出生数が70万人を下回るそうだ。これは団塊の世代の四分の一にあたる数字だ。異次元の少子化対策と銘打って何兆円もの予算を計上して、この結果だ。子育てに関する諸費用を支援するのは大事なことだが、「それがあるから子作りしよう」とか「支援が足りないから子作りしない」という思考になるとは到底思えない。

出生数を増加させるために重要なのは世の中の雰囲気だと思う。SDGsやLGBTQなどのは10年前まで馴染みが薄い言葉だったが、メディアがキャンペーンを張った結果、これらは定着した。同様に「産めよ育てよ」キャンペーンを官製であることを伏せて各メディアが展開すれば、ある程度の効果は期待できるだろう、知らんけど (責任を取りたくないときに使う便利な言葉)。

その第一弾として以下のように設定されたドラマを制作したい。

1)九州男と東北女のカップルが主人公で、男は医薬品メーカーの営業で、女は有能な銀行員、二人は入社二年目に結婚して、夫婦の営みを毎日欠かさないことを誓う。

2)2年ごとに子供が生まれる。最初は余裕のあるシティライフを送っていた二人だが、子供が生まれるたびに住居費と食費がかさみ、節約生活を強いられる。

3)物語は実家のサポートなしの共働き夫婦の子育てを舳に進行する。子供が熱を出して欠勤したら「これだから子持ち様は」という会社の同僚の陰口が耳に入ったり、子供が電車で騒ぎ出して白い目で見られたり、行楽地に行って気分が大きくなってファミレスで食事したら1万円が飛んでいった、などの子育てアルアルをふんだんに盛り込み視聴者の共感を誘う。

4)都市部での子育ての現実を描きつつ、子供に囲まれて幸せに過ごす場面をエンディングに流し、潜在意識に吸い込む。


実際にドラマを制作するとなったら、綿密な取材、立案、プレゼン、制作費の確保、脚本家と演出家の選定、キャストのオーディション、撮影、宣伝、などの業務が山積みだ。ここはWさんにお任せかな。


追伸)昨日は体調が悪かった。酸素飽和度が90で、カフアシストと吸引を何度やっても回復せず2時間が経過した。結局、喉の奥にこびりついた痰が除去され事なきを得たが、苦しみの後遺症は長く尾を引いた。

コメント

  1. The idea for the drama seems very nice! Also, I hope your condition gets better!

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