仁義なき国際社会

 トランプ大統領がG7の会議の途中で米国に帰国した。ニュースを見る限りでは「そういうこともあるさ」という感じでスルーしていたが、議長国カナダのカーニー首相は心中穏やかではないと想像する。俺なら「いくら中東情勢が緊迫していると言っても、本国に帰ったらどうにかなる問題ではないだろう。米国がいない中でG7の共同声明とかを掲げても意味がないだろう。結局、アイツは途中退席することで米国はG6より強固であることを誇示したかっただけなのだ」と思っていただろう。

イスラエルとイランの戦争は収まる気配がない。ハマスに先制攻撃されたときにはあれほど怒り狂っていたのに自国が先制攻撃するのは問題ないらしい。その後見国は「全面降伏するしかない」と言っているし、G7の共同声明でも片方を非難する文言は出なかった。イランほどの中東の大国の最高指導者でも生存権を脅かされるなんて。

まだ核関連施設への空爆は続いている。濃縮されたウランが爆撃されたらどうなるか? 復讐に燃えるイランが他の核保有国から核兵器を譲り受けることはないのか? 時代が進めば核兵器が簡単に製造できるようになるのでは?などの心配事は尽きない。

国際社会とは法律のない弱肉強食の原始社会であることを再認識した出来事だった。

コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

まだ六割残っている!

取説(コメント投稿に関する注意書き)

のどじまんにHIPPYが!!