ミックスリスト

視線入力で文字入力するとき、正に今、この瞬間、大抵の場合、Youtubeを別のウィンドウで起動して音楽を聴くようにしている。つい一年前までは思春期に聴いていた歌を繰り返し流していた。俺は保守的で変化を好まない。スナック菓子の新商品には一瞥もせず、伝統的なえびせん、サッポロポテト、ポテトチップス、コンソメ味などの「冒険して失敗するより従来の定評があるもので十分満足」という思想の商品ばかりを買い続けてきた。音楽に関しても同様で、「何の思い入れもない歌を聴く理由が見つからない」という理由から流行の曲を避ける傾向があった。

その風向きが変わりつつある。きっかけは長女からの影響で聴き始めたOfficial髭男dism、略してヒゲダンだ。ボーカルの藤原聡は作詞作曲も手掛けている。俺は音楽に疎いので評論できないのだが、とにかく耳心地が良く楽曲も多様なのだ。ヒゲダンのミックスリストをクリックすれば、自動再生でほぼ全曲を流してくれる。その選曲がどのようになされるのか不明だが、そのミックスリストにはヒゲダンの楽曲に混じって他の歌手の楽曲も含まれている。そんなわけで自動再生によって名も知らぬアーティストの楽曲が耳に刻まれることになった。

俺はNHKの「のどじまん」を毎週視聴しているし、「歌コン」の再放送と「SONGS」も同様だ。それだけでも、数年という年月が積み重なると結構な情報量になる。おかげでテレビに出てくるようなアーティストの楽曲が脳裏に記憶されるようになった。サッカー関連で「魂レボリューション」経由でsuperflyにたどり着き、二週間前に彼女のミックスリストを流すに至った。彼女の楽曲は素晴らしいのだが、ある楽曲のカバーが心に沁みた。それは玉置浩二の「メロディー」だ。通常、カバーを聴くときはオリジナルの歌い方を思い出してカバーを歌う歌手にもの足りなさを感じるものだ。ましてや情感たっぷりの声で歌われる玉置浩二の「メロディー」だったら尚更だろう。ところが、彼女は全く新しい価値を提示するような「メロディー」を歌い上げた。違和感は皆無で魂がこもっているように聞こえた。

その流れで「もしかして、食わず嫌いだったのでは?」という思いが湧いてきて現在は邦楽のミックスリストを流している。まだ一周回ってないが、小室時代、ジャニーズ全盛時代、AKB時代と比べて、シンガーソングライターの質量共に圧倒しているのが現代の音楽シーンではなかろうかという感想を抱いた。音楽に疎い俺でもそんなアーティストを10人挙げることができるのだ。。これってヤバいことではなかろうか?

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