平和式典でのスピーチ

 長崎の平和式典をNHKによる生中継を視聴した。石破首相と県知事が挨拶したが、いかにもスピーチライターが作成した文章という感じで、当たり障りがなく多方面に配慮した無難な内容だった。二人とも時折視線を下ろして原稿を確認しながらのスピーチだった。

個人的な感想を言わせてもらえば、心に響くことはなかったし、せっかくの機会なのにもったいないと思った。この挨拶は日本全国に生中継されているし、その後のニュースでも取り上げられる。二人とも政治家なんだから、失言や批判を恐れて無難な内容に終始するのではなく自分の信念や主張を自分の言葉で常に聴衆を向いての演説をしてほしかった。

それで心を動かされた人が次の選挙での一票を投じてくれるかもしれないし、党勢の拡大に繋がるかもしれないし、後年、歴史に残る名演説として評価されるかもしれない。そんな絶好の機会を原稿読みで終わらせたのはつくづくもったいないと思う。

もちろん、日米貿易交渉や自身の身体問題や直近の災害対応や農政の見直しなどで多忙の極みだったし、広島と長崎で言うことが違うのも問題だし、歴代首相の前例に倣っただけかもしれないし、たくさんの言い訳があったのだろう。しかし、人気は政治家にとって不可欠な要素なのだろうから手を抜かない方がいいと思う。


追伸)note に投稿したが、読まれている気配が皆無だ。Netflix 配信のドラマ「ちはやふる、めぐり」と「グラスハート」を視聴している。前者は正統派学園ドラマという感じで安心して見れる。第三回まで見たが、登場人物の今後の成長が楽しみだ。後者は作品の制作に関わった主演の佐藤健のナルシストぶりが鼻につくが、歌やピアノを弾く演技を見ると「もしかして、この人は才能に恵まれた俳優なのでは?」という思いが湧いてきて、最後まで見ることを決めた。

コメント

  1. グラスハート、今朝最後まで見終わりました!
    映像美と音楽もいいし、LIVEもやばいです!
    佐藤健がいちいちかっこいいのもまたそれはそれでいいんです!

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