甲子園の雑感
高校野球を視聴した。NHKプレミアムでは甲子園大会の準決勝から放送される。そして我が家では7時半頃からテレビがつけっぱなしになる。いつもは朝イチや前日の夜番組の再放送があるので退屈しないで過ごせるのだが、今日は意図せず大して興味があるわけでもない高校野球を見る羽目になった。
断っておくが、俺は野球が嫌いなわけではなく、むしろ好きなスポーツの一つである。しかし、サッカーを観戦するようになって、プロ野球のイニングごとにCMが入ったり、あんまり動きがないこと、試合時間が読めない、などの欠点に気付き次第に野球観戦をしなくなっていった。俺の少年時代は野球全盛で、「ドカベン」の野球編は全巻揃えて繰り返し読んでいたし、町内会対抗のソフトボール大会にも出場していた。長崎は民放が2局しかなかったので、「俺たちひょうきん族」がプロ野球中継のために視聴できないということがしばしば起こった。そんなときはプロ野球に対して恨みが募ったが、プロ野球のどのチームが首位で誰が活躍しているかには関心を持っていた。
久しぶりに、というか、春の甲子園大会でも同じ状況で観戦したのだが、スポンサー企業の影が見えない、実に奥ゆかしい大会だなという印象を受けた。あんなに人気があって全国放送で中継されてニュースでも流れるのだから、10億円くらい投じる企業はいくらでもありそうだし、そうすれば選手の旅費や宿泊費を支援できるだけでなく、野球の振興にもお金が使えるのにもったいないなと思った。敢えてそういう商業価値を封印することでアマチュア競技の純粋性が守られているし、だからこそ人気が維持されているのかもしれないが、朝日新聞などの協賛企業はゼロではないので、もっと上手い方法があるはずだ。
準決勝は二試合とも接戦の好試合で、フライが上がった時にドキドキするほど緊迫していた。やはり、一度でも負けたら終わりというのはプロ野球にはない魅力だと思う。それから、延長タイブレイク制度はエキサイティングではあるが、投手にとっては過酷な制度だと思う。
バットの規格変更でホームランが減ってしまい残念
返信削除高校球児のがんばる姿を
返信削除勝ったチームの親目線と負けたチームの親目線で見て泣きました😭