呼吸困難時の対処法

昨晩は体調が悪かった。夕食の直後に息苦しくなり、妻が「顔が真っ赤になって吸引を繰り返しても酸素飽和度が上がらない」というほど深刻な状況に陥った。当事者の俺は突然の出来事にパニックになり、的確な指示が出せない。幸運だったのは妻がすぐそばにいたことだった。過去の経験から呼吸困難に陥ったときの対処法を熟知しているのは妻に他ならない。この日も俺の体を横向きにして背中を叩いたり、加湿機能を作動させたり、水を飲ませるなどの、こびりついた痰を吸引しやすくする技を駆使して、正常な呼吸を回復させた。

就寝前にも水やポカリスエットを飲ませて再発防止策を講じてくれた。俺の体温は37度2分、平熱は36度5分だから、寒気を感じた。夏なのにバスタオルとシーツを重ねても寒気は収まらない。毛布をかけてもらうも、左の大胸筋が痙攣し始め、眠いのに眠れない状態のまま一時間が経過した。その間、妻は俺が暑いと言えば布団を減らし、俺が寒いと言えば布団を増やす作業に追われていた。体温は37度5分を記録し、意識も朦朧としてきて、そのまま眠りに落ちた。

目覚めたのはわずか一時間後で、尿意も感じたので、アヒルを鳴らして妻を起こし助けてもらった。そのときに妻は水を飲ませた。そうすると、また一時間後に尿意で目覚めることになる。あろうことか、その晩は合計四回妻を起こした。朝になって、妻に文字盤で「ごめん」と言うと、「病人にごめんと言わせたら、こっちが悪くなっちゃうじゃない。出勤するわけじゃないから大丈夫」と言われた。

またしても、妻のお世話になった。現在の体温は37度2分、寒気はないが、妻は心配している。早く体調を戻して妻の軽口を聞かないとな。

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九州の女