留学候補地

 俺の弟の息子は大学生なのだが、一年間海外留学をする計画らしい。まだ、どこに行くかは決まってないらしい。いくつか候補を挙げてみた。

1)イスラエル。ユダヤ人居住区は警官が巡回していて治安はいい。街ごとにスポーツ施設が充実している。飛び入りウェルカムな雰囲気で、フットサルの勝ち抜きゲームにいつでも参加できる。彼は小学校からサッカーをやっていて、高校時代は点取り屋だったそうだ。「あの上手い奴は誰だ?」みたいな感じで注目されれば、すぐ友達ができるだろう。トマトやグレープフルーツの産地で、スーパーに並ぶ野菜は新鮮という範疇に収まらないほどの生命力に溢れている。肉や乳製品も質量共に充実している。

2)ドイツ。言わずと知れたサッカーどころで、あちこちに天然芝のグラウンドがある。俺も飛び入りで8対8のハーフコートゲームに参加したことがある。ポジションは左サイドバックでゴールも決めたが、守備では穴になっていた。ドイツの食材の質は最高水準だが、レストランで調理されたものを食べるとがっかりすることが多かった。予算があれば、ヨーロッパで生活する経験を積んでほしい。いくらお金がかかってもその投資に見合う得るものがあると思う。

3)韓国。釜山大学では半年間韓国語を学び、正式な留学生として入学する学生が多数いる。言語教育院の語学プログラムは充実していて、一般人でも受講できるようになっている。ニンニクや辛いものが嫌いでなければ、韓国生活を楽しめるだろう。物価は日本並みだ。釜山大学周辺で最安値の住居に住めば、月10万円の仕送りで十分だと思う。妻は「韓国語なら一年でペラペラになる」と言っている。たしかに、一年間という期間を考えると日本語と語順が同じ韓国語を学ぶのは理にかなっているかもしれない。

4)台湾。治安もいいし、南国特有のおおらかさがある。台北は首都だから物価もそれなりに高い。日本語を話せる人も多い。俺は8月から翌年の2月まで台北に滞在していた。その当時、妻が妊娠中だったので、旅行に行けなかったが、自然豊かな観光地が点在している。某有名ハンバーガーチェーン店でチキンバーガーを注文したら、本場の中華料理の唐揚げのように油をかけて揚げるチキンが出てきてびっくりした。中華料理のレベルの高さは言うまでもなく、トロピカルフルーツを原料としたスイーツも充実している。俺が接した台湾の人々は皆親切で、必要十分に手を差し伸べてくれた。この経験から俺と妻は外国人を助ける方法を学んだ。

コメント

  1. 教えてくれてありがとう。
    外国の友達できると最高やね

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