或る男の1日
或る男の一日を公開してみる。
朝5時頃に目が覚める。傍らに寝ている妻の寝息に耳をすませ、痰が詰まった等の非常事態でない限り、静観する。窓から漏れる光の加減から時刻を想像する。6時頃に妻の眠りが浅くなる。歯軋りをして、様子を伺う。妻が目覚めると、足を畳む等の変化を与えてくれる。妻は二度寝する。俺も目を閉じるが、なかなか深い眠りは訪れない。妻は7時に起きて長女の朝食を準備する。7時のニュースは情報の密度が高く、最新の海外ニュースも入ってくるので、テレビをラジオ代わりに聴きたいと思っている。しかし、同じ部屋に三男が寝ているので、7時30分にテレビがつけられる。8時に長男と次男が起きて、子供たちが学校に行くのは8時40分、それから洗顔等の緊急でない身の回りの世話を妻に頼む。
午前は栄養補給と排泄の時間だ。ベッドに使い捨てのシートを敷いてテレビを見ながら、その時が来るのを待つ。12時のニュースで大谷の試合経過を確認、「とと姉ちゃん」と「あんぱん」の再放送を見て、13時から視線入力の準備をしてもらい、パソコンを操作する。この時、視線が合っているかが重要になる。
パソコンの操作はメールの確認から始まる。ブログの記事を書くのに2時間半を費やす。視線入力の調子が悪いと、その倍くらいかかる。たったあれだけの分量でも結構な労力が必要なのだ。書き終えると、目が疲れてまばたきの回数が増え涙で視界が滲むので、音楽を聴いたりしている。20時に夕食を注入して、20時40分くらいになると目の疲れでパソコンから距離を置きたい衝動に駆られる。
妻に頼んで、ベッドを折り曲げて座って21時のニュースを見るのが日課だ。その間に三男と次男に頭を掻いてもらう。長女が帰宅するのが22時30分で、その後消灯で三男を寝かせる。横になってもなかなか寝付けない。通常は午前1時くらいに眠りに落ちる。妻が先に眠りについたら、長男や長女が助けてくれる。眠れない夜もあるが、視線入力を始めてからその数は激減した。その理由は目の疲れが眠気を誘発するからだろう。
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