大相撲とサッカーU-23
先週のスポーツイベントに関する雑感を述べる。 1)大相撲初場所千秋楽をテレビ観戦した。贔屓力士の平戸海は若自身のロールモデルである若隆景に負けて9勝6敗で今場所を終える。現在の幕内上位は若手の台頭で実力者揃いなので、勝ち越すだけでも大変なのだ。来場所は番付が上がるのでより厳しい戦いが予想される。義乃富士は横綱を破っての8勝7敗で来場所の三役昇進が期待される。安青錦は優勝決定戦で熱海富士を破り二場所連続で優勝。あの低い姿勢を保つ取り口は強靱な背筋とバランス感覚が必要なはずだ。しかも「どこで身につけたんだ!」と驚くほど相撲が上手いし、理に適っている。大の里に弱く、豊昇龍に強く、豊昇龍は大の里に強い、という三すくみがどのように変化するかも興味深い。伯乃富士、怪我で休場した尊富士、熱海富士が所属する伊勢ケ浜部屋の勢いは若貴時代の藤島部屋を彷彿させる。 2)サッカーのU-23のアジア選手権がサウジアラビアで開催されて、日本が優勝した。準決勝の日本対韓国の試合だけは生中継を観戦することができた。日本は五輪を見据えて21歳未満の選手たちで構成されているが、欧州で活躍している選手は召集されてない。韓国は今年日本で開催されるアジア大会で優勝すれば兵役免除されるのでベストメンバーで挑んできている。気になったのは両チームとも飛び抜けた選手が一人もいないことだ。昔は何人かのスター選手がいて、彼らの成長を見守ることが見所の一つだった。サッカーの試合は相対的なものだから、昔だったら注目選手だったが、全体の水準が上がったが故に平凡に見える可能性は否定できない。確かにトラップ一つとっても昔より格段に上手くなっているし、球際やヘディングも強くなっている。しかし、昔ならどのカテゴリーでもアドレナリンが出まくった日韓戦なのに、今回は試合自体も淡白で山場もなく、何より「どんなことをしても絶対に勝つ。日本に負けたら一生の恥」という闘志を韓国の選手から感じることはなかった。